草分け中

試論や試案のサブサイト。メインは「状態の秘法」合知篇(深く)鼎道篇(広く)等

2020-01-01から1年間の記事一覧

メタ哲学者の創世記(前編)

この世の始まりについては昔からいろいろな人が考えてきたが、今は科学者に役割が限られている。ただ有名なビッグバンの前には何があったのか、となると弱い。 神話や宗教ではこれを混沌というが、果たして物質的な混沌なのだろうか? 物質が生まれる前に、…

台湾に引き離されていく日本

新型コロナ以来、時々台湾の記事を見るが、今日の「圧倒的に少ない台湾のコロナ被害 実力主義で選ばれる政権の人材」は非常に分かりやすかった。 圧倒的に少ない台湾のコロナ被害 実力主義で選ばれる政権の人材 - ライブドアニュース では日本で同じようなこ…

5種類の裂け目を埋めたものとは?

母音の5文字を、口の開き方の違いで分けると、 ・「あ」円い ・「い」横に長い ・「う」小さい ・「え」四角い ・「お」縦に長い になる。口の開き方と言ったが、これを言い換えると「裂け目の形」でもある。ここから思い出す古代中国の有名な神話がある。 …

尖閣はガンダムや悟空で守れ!

尖閣諸島に中国船団が現れて久しい。その都度、日本も対応しているがずっと同じことを繰り返している。最近はアメリカも牽制を始めているが、中国は反発してやめようとしない。つまり膠着している。 中国にも7大軍区を5大軍区に再編成したことによるアピール…

新哲学と新戦術を不要として進まない現代

現代には「哲学者」も「戦術家」もいない。もし哲学者が語る新哲学があれば、古臭いイデオロギーは一掃されて知的な次段階に世界が進化することだろう。また、もし戦術家が指揮を執ればイタチゴッコのパワーゲームもなくなり、愚かな政権は敗れ去ることだろ…

戦術家の共通点とビジネスや政治

歴史上の著名な戦術家、例えば漢王劉邦の本隊は負け続けても北回りの別動隊を率いて勝ち続けた韓信や、源氏の末弟としてついに平家を滅ぼした義経、ドイツの戦車部隊を率いてパリを瞬く間に陥落させたりエジプトでは変幻自在な戦術で「砂漠の狐」と呼ばれた…

生産拠点を国内に戻す

日本復活の鍵は結局これしかないのではないか?と思ったので書いておく。 1、生産拠点を海外に移さず、国内の地方を活用して雇用を維持し、少子化を防ぐ。 2、生産拠点が海外に移った理由は安い人件費を求めたからというが、作業員をつなぎ止める方策がカネ…

自国文化を高めた前例に学べ!

閉塞状況を打破するためには、他の人や国の優れた知恵に学ぶという方法がある。日本も過去、渡来人や遣唐使の派遣をはじめ、南蛮文化や欧米文化に学んだものだった。ヨーロッパも長い中世が終わる頃には中東地域からの科学やギリシャ・ローマ時代の文化の見直…

中国には日本国憲法の3本柱が全て無い‼️

日本国憲法の3本柱といえば、「基本的人権の尊重」「国民主権」「平和主義」と誰もが答える。 では、お隣の中国にはこの3つがあるのか? まず基本的人権については全く認めていない。政府に楯突く人はすぐに始末する。逮捕して生かしたとしても監禁したり注…

同じアジアでも日本は中国や韓国と違う

——お疲れさん! 「えっ?」 ——新しく開いた「状態法則大全ブログ」がようやく一区切りついたな。 「ありがとうございます!」 ——インドから始まって、中国、韓国、日本、アメリカ、ヨーロッパ、中東と 7つの機能を1つずつ書いていった。 「ええ。書いてみ…

視点を変えて世界を見直すと見えてくるもの

先月連載した世界の7心機能分担仮説だが、日本人がよく見る日本中心の世界地図ではどうもしっくりこなかった。そこで30年前に読んだ評論家の竹村健一氏の本にあった、「アメリカが世界の中心だから世界地図はアメリカのものを買うべき」という言葉を思い出し…

夏場でもマスクを常時着けている鬼だらけの日本

暑い真夏が近づいている中、近くに人がいなくても常時マスクを着けている人を見ると本当にがっかりするし、この社会の未来に絶望しそうなぐらいになる。私は買い物をする時や人と対面する時はいちおう社交的儀礼もあってマスクは着けるが、それ以外は外して…

循環史家が説く脱循環史観

法務大臣経験者が選挙違反で逮捕され、今の安倍総理を沖縄の海で2時間攻撃され続けて沈んだ戦艦大和に例えるコメントもあった。普通は2時間ももつ戦艦はないらしく、それだけ大和が戦艦としてはある意味最強だった証明になるが、他のコメには「安倍は大和ほ…

(麒麟がくる) 信長とアレクサンダー、と幸村

今日は桶狭間の合戦があった日。駿河の今川義元が2万5千の大軍を率いて尾張領内に入ったところを、僅か3000の織田信長が奇襲して勝ったというが、詳細は諸説あって本やドラマでも描き方が異なる。 先日放送した大河「麒麟がくる」では、染谷将太演じる信長が…

インドのIT大国化と民主主義を考えて米中へ

米中戦争の懸念からしばらく中国のことを考えてきたが、今回は視点を変えてまずインドから触れておきたい。下記の図では「X」の箇所である。 人が自然に集まると人の持っている7つの機能が各々で分担していく現象と同様に、地球がますます小さくなっていく…

中国から見ると西洋が劣ることになるワケ

引き続き西洋と東洋の違いについて考えていく。 西洋人から中国を見ると、理性的に劣り、政治的にも幼いと思うものだが、優劣はそんなに絶対的につけられるものだろうか? 実は相対的なものであり、中国から西洋を見ると、理不尽なアヘン戦争を仕掛け、世界…

なぜ「考えるアメリカと考えない中国」になるのか?

人が集まると立ち位置(各状態)が分かれる現象が、国際化が進む世界の国々の間でも同じように起こるという、前回気付いた話が面白かったので可視化してみた。赤いアルファベットのうち、中国の「C」は反射的生命力、韓国の「F」は感情的、最近の李相哲と有本…

世界の7エリアが機能を分担しあう

ボビー・オロゴンの記事に関係なく米中を見比べているうちに今日書こうと思ったことだが、彼は投資を行う際に世界をアメリカ、ヨーロッパ、日本、新興国の4つのブロックに分け、カネの巡りに合わせてうまく儲けていたことから、私の機能分担仮説と重ねられる…

新型コロナウィルス影響下の各国の回路

新型コロナウィルスをめぐる世界各国と中国との対立が激化してきた。これを前回の記事で使ったサイバネティックスの回路で図示すると見えてくるものがある。 (2020年5月15日現在) ①図(一番左)は、新型コロナウィルスが発生して疾患が広がった状況であり、ま…

制御不能に陥った国はどうすれば良いのか?

新型コロナ問題を巡る安倍政権の拙さと吉村大阪府知事のスマートさについて、多くの人がいろいろな角度から論じている。「府にできて何故国にできないのか?」「国の首相に吉村さんがなればいい」「もう安倍は要らない」等。 個人の資質の問題も確かに大きい…

人物比較表づくりのすすめ(麒麟追加)

混迷を極める現代社会への有効策は人物の入替えや考え方の入替えしかない。その取っ掛かりとして比較表を自分なりに作ってみた。 (2020年5月5日現在) ①は言うまでもなく小さいサイズの役立たずなマスクを考案、実行した名コンビ。この首相と秘書官は有事への…

小さなアベノマスクを図面で指示した人も本当に愚かである

サイズが小さいと話題のアベノマスクだが、この小さなサイズは製造会社が悪い訳ではない。製造会社に図面を渡してこのサイズで作るよう指示した人はいったい誰なのか? 調べているがまだ分からない。縦横の長さ、形、耳ヒモの長さ、どれをとっても多くの人が…

安倍総理はもう実績はあげられないのか?

スライドギャラリーの音声付きについては取り止めることにした。方法は分かったものの、パソコンではなくスマホで電車内でも公園でも閲覧できるようになった今、聞かなくても分かるようにするべきではないかと考えたからだ。 可否はともかくスライドを進めな…

(麒麟がくる) 信長を認めた玄人、認めない素人

スライドギャラリーは次回音声入りにする予定だったが、以前使っていたサービスが閉鎖されていた。 大河ドラマの感想を久しぶりに書く。今日のタイトルは「聖徳寺の会見」。有名な道三と信長の初対面で、会見内容の詳細はよく分からないものの、会見後に道三…

スライドギャラリー別館7 宮本武蔵「五輪書」も追加

日本が誇る剣豪・宮本武蔵が晩年に著した「五輪書」も似たようなパターンなので追加した。特に最後に「空の巻」を置き、「心は空なり」とその境地を究極のものとしたところに、空=天と置けば今まで出てきた「天~地~天」のパターンと同じになる。 つまり、…

スライドギャラリー別館6 聖書も“ヒーローもの”

日本人には馴染みが薄い世界のベストセラー“聖書”。これもよく見れば今までのパターンと同じである。天から始まって地へ向かい、やがて天にまた帰る。ガンダムが宇宙から始まって地球へ向かい、やがて宇宙で終わることと同様に。ということは聖書も“ヒーロー…

スライドギャラリー別館5 ウルトラマンの天~地~天

天から地に来て天に帰るヒーローといえば、日本ではそもそも「ウルトラマン」がいた。宇宙の彼方、M78星雲から地球に来て、最後はゾフィー隊長とともに宇宙に帰るという設定。この「天~地~天」というパターンの系譜に、ガンダムやドラゴンボールも続いてい…

スライドギャラリー別館4ドラゴンボールも天~地~天

次も世界的人気作品「ドラゴンボール」が同じパターンであることを見ていく。 陰陽編 ドラゴンボール from reigan_s こう見てくると、最初と最後の「天」とは地上の“現実”とは違うどこかであり、確かにこの主人公も宇宙から来てはいるが、多くのヒーローもの…

スライドギャラリー別館3 例えばガンダム

今回から4回ほど諸作品を八卦で見直す。どの作品も天の卦から始まって、いったん地などの卦を経て天で終わる。 この例の1つに日本の伝説的アニメ「機動戦士ガンダム」を挙げたい。宇宙を舞台に始まって、いったん地球での戦いを行い、再び宇宙を舞台にして…

スライドギャラリー別館2 易と化学と哲学と

易の八卦を少し並べ替えると物質の状態と同じということに気付いたきっかけは、四字熟語の「乾坤一擲(けんこんいってき)」の「乾」が(けん)と読んで天の意という箇所を読んだ時だった。易では天の卦を2つ重ねて天天=乾、坤(こん)は逆に地地となる。天、乾…