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2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

"黒衣の宰相"崇伝と徳川家康

火坂雅志著「黒衣の宰相」読了。 江戸に幕府を開くにあたり、徳川家康は様々な賢人や異能の才を集めた。政治では謀臣本多正信正純親子、経済では鉱山開発の大久保長安や小判を流通させた後藤庄三郎、新田開発の伊奈忠次、剣術では柳生宗矩、築城では数々の名…

「失敗する/しない」と「目が醒める/醒めない」

表題にある2つのキーワードで、以下の3つに分けてみる。 A. 「失敗しなくても」「目が醒めてる人」 B. 「失敗して」「目が醒める人」 C. 「失敗しても」「目が醒めない人」 職場の有能な先輩はAのタイプで、腹が立つ上司や部下はCのタイプだろう。Bは普通か…

(青天) 転換期途中の勝ち組と負け組の折り返し点

二条城にある大政奉還が行われた広間は、当時の様子を伝える多数の人形とともに今もそのまま残っている。 今回その広間が撮影に使われたのか、視聴しながらスマホで調べたがよく分からない。ただ金地に太い松を描いた見事な襖絵が慶喜の後ろに見えたので、や…

大河ドラマの題材は似たようなものが続いている

ここのところ、"ビルド"に関係が深い本を読んでいる。江戸幕府創成期に活躍した藤堂高虎を描いた「虎の城」、同じく家康のブレーンで知られる金地院崇伝を描く「黒衣の宰相」。 世間はまだ五輪の開催や観客有無のことで騒いでいるが、云々するのはもっと早い…

現場知らずが負担を増やす(⇔ゴリラや高虎)

悪名高い新制度「教員免許更新制」が廃止されるらしい。 https://news.yahoo.co.jp/articles/804b5e8c936b44a19f7634c8aff682f284aefa6f 本来、問題ある教員をどうするかだけが重要なはずが、何故か再発防止のためにその他大勢の問題ない教員まで巻き込んで…

(藤堂高虎) ビルド面で最も頼りにされた男

火坂雅志著「虎の城」上下巻を読了。戦国時代は信長までの前半が古い伝統が廃れて壊される展開だが、後半は秀吉や家康のもとで新しい世作りを進めていく、その後半時代に活躍して成功した藤堂高虎の生涯を描いた小説である。 現代は「駄目な企業は保護せず潰…

(特捜9) 春風駘蕩と秋霜烈日

帰宅すると、録画していた最終回が流れていた。 すでに事件は解決した後だったが、何やら今回の捜査方法に責任を感じたイノッチ班長が誰にも相談せず神田川警視総監に辞表を提出していた。 すると、色紙に筆ペンで四文字熟語を書く里見浩太朗。ノーカットで…