小説「祝500年(1) 出会い」
https://note.com/newworld/n/n3352d7ac5b41
最近、Xのタイムラインでは愛子天皇論がよく流れてくる。
理由の多くは「今上天皇の後は長女が継ぐべき」。しかし現実は次の天皇候補は弟の秋篠宮皇嗣で、その次が今上陛下の甥に当たる悠仁親王となっている。
125代の伝統では、敬宮愛子親王が天皇になることはまずない。それに憤る。まるで自分のことのように激しく怒り、毎日SNSに投稿する。そして「民意は愛子様」と押し通そうとする。
はっきり言って時間の無駄ではないか? どんなに投稿したって国の根幹に関わるルールがそう簡単に変わるわけがない。
なのに、顔出ししている学者や文化人などの公人までそんなことを言う。
天皇は国の象徴であり権力を握っているわけではない。何の旨味があってそこまで固執するのか?
しかも今のこのタイミングで。悠仁殿下は大学生となり、見た目も頼もしくなられた。特に問題はない。悠仁天皇でそんなに困るのか?
1つ考えられるのは、日本に皇室があることを羨ましく思うことだ。昔はあった王族を今は失った国々からの妬みが、まずは愛子天皇で男系の伝統を壊し、次に皇室廃止論で日本を貶める。
びっくりしたのが、反高市アカウントの9割以上と見られるほど多くが愛子推しだったこと。
高市政権の軍事化に対しては、憲法の平和主義を前面に押し出して改憲を反対しながら、皇室に関しては憲法上のルールを無視しようとする。これでは決して護憲とは言えず矛盾している。
私のように反高市で悠仁推しは極めて少数派のようで、それを投稿してもいいねをつける人は少ない。日本社会を守る立場としては最もマトモだと思うのだが。
いちいち反論してもキリがないので、Xで初めてキーワードのミュートを使った。愛子で。非常に快適になったので皆にも勧めた。これこそ彼らが嫌がることだろう。大量に流して愚か者が靡くことしかない連中。
彼らはなぜ今このタイミングで、貴重な時間を使ってそんなことをするのか?
裏に今上陛下がいる訳ではない。愛子様本人も天皇になることを望んでいない。一般国民と同じく良い相手と結婚して公職につければ良いぐらいだろう。悠仁殿下は自分の境遇を楽しむぐらいの気持ちが芽生えてきた。それでよい。
彼らは国士のフリをした国賊であり、反日工作員という声もある。ネトウヨからだけではない。ネトウヨは好戦的でろくでもないが、普通にXを楽しみたい人から見てもSNSの先鋭化には違和感を覚えているのだ。
海外在住のYouTuberの愛子推しも見かける。タイ在住のけいちゃんと名乗る人の動画だ。毎日、中高年のビジュアルで画像に工夫もないのだが繰り返し秋篠宮一家を貶めようとする。今は見なくなったが。どこから支援のカネが出ているのか?
マレーシアやシンガポール在住の投稿者も政権批判と愛子推しを併用する。実際そんな人と対面したことがあるが、日本が嫌いだという。嫌うのは様々だが、ここに愛子推しを絡めるからおかしい。いやもう反論への反論をするうちにはっきり皇室廃止を叫ぶ論者も出てきた。
私は生前の渡部昇一先生といろいろ交流があったから、「この世には人知ではまだまだわからないことがたくさんある。何でもわかった気になって押し通そうとするのはおこがましい」という立場から皇室には肯定的である。
男系で損していることも特にない。むしろ世界ではローマ法王に並ぶ格がある。それが疎ましい連中なのだ。
以上を考えると、彼らをまとめて反日勢力と呼んで差し支えない。反日工作員たちは今日も必死に愛子様のお顔とか愛子様こそふさわしいなどと流す。
ちょっと待てよ、このフレーズ、どこかで聞いたことないか?
そう。半年前まではれいわ新選組代表、山本太郎を太郎さん太郎さんと親しげに呼ぶアカウントたちの言い方なのだ。山本太郎の笑顔の画像を大量に流したり、街頭で踊ってデモしたり、山本太郎を総理大臣になど。
しかしこれらは虚像であり、山本太郎の実像は俳優業を生かしたメシア(救世主)のフリだった。プライベートでは高級なうな丼を新幹線で食べたり、正月は海外でサーフィンしたり、国内の高速を猛スピードで走って検挙され、軽い病気を重病のように偽って議員を降りたりしている。
本気で日本を良くしたいなら野党たちで協力して政権転覆したらいいだけの話なので、野党がまとまろうとすると喧嘩をふっかけてバラバラにし、信者たちも盲信して反自民を結束させなくしている。これらは自民党政権の失政をアシストする補完勢力とも言える。
むしろれいわ新選組なんてない方がよかった。あるから不満層が引き寄せられ、不満ガスがそこに集まり、デモやおしゃべり会でガス抜きされる。引火して爆発することはなかった。
証拠は、山本太郎の国会質疑に現役官僚たちが非常に協力的に答弁していたことだ。まるで、相手の岸田文雄が攻められて苦戦しているように見せるための芝居だった。岸田もクセモノで、アメリカ民主党グローバリストの手先として世界中のATMとなり、トランプ優勢と見るや早々に退陣した。
山本太郎も芝居相手の岸田が退陣すると、石破相手では勝手が違うのか国会の主役から降り、伊勢崎賢治を名簿一位に強引に持ってきて議員にさせ、石破とお互いに褒め合う芝居を演じさせ、支持者もさすがさすがと持ち上げた。
しかしこのコンビも1年で終わり、高市政権になると山本は完全に引っ込み、2月の選挙大敗で消滅同然となった。この支持者たちが今、愛子推しとなった。
彼ら反日勢力の特徴として、ただ政権を批判するだけで善政にはまったく関心がないことが挙げられる。私がいくら、山田方谷や文帝の政治手法を紹介してもスルーされることから分かってきた。反応するのは本当に普通の人たちばかりだ。
こんなに文章が長くなるのは、それだけ問題の根が深いことでもある。これだけ長々と書いても、納得する人はほぼいない。
ごくわずかでもいいから、この見方にヒントを得て、少しでも良くなる方向に国が変わっていくきっかけになってほしい。
要するに、右もろくでもないが、左もろくでもないのだ。
じゃあどこに希望を見出すのか。
メシアのフリをする人たちは半年前まで時々出てきた。石丸伸二や玉木雄一郎、泉房穂、橋下徹や吉村洋文など。彼らは当時は本気で自分が救世主だ、時代に選ばれしアートマンだと自覚しているところがあった。山本太郎も。その勘違いこそが原動力だった。
しかし今や、本人たちにその気がなくなっている。なぜか?
私は偽メシア撲滅のために半年前、パースの500年周期説の写メを添付して、1534年生まれの織田信長の生まれ変わりが、今から8年後の2034年頃に生まれると投稿した。いいねこそ少なかったが、インプレッションは非常に多く、中にはフザケて俺のことですと書く者もいた。
これを見て自分は違うと思い引っ込んだのではないか? だからこの半年、偽メシアは現れなくなったのではないか? 電通は戦略の変更を迫られ、反日勢力は次なる偽メシア候補を見つけられないでいるのではないか? その流れで、今の異常な愛子推しが出てきている。
いずれにせよ、人間の歴史には人知を超えた真実がまだまだ潜んでおり、パースが述べた世界史に限らず日本史でも500年周期は事実ある。その流れに則れば、今から50年後の2080年代にとんでもない本物の大権力者が政治転換を行う。
580年代に仏教推しの蘇我馬子が神道推しの物部守屋を破り、1080年代に藤原貴族政治を終わらせた白河法皇、1580年代に西洋式合理主義で天下人となった織田信長。
2080年代には、合理性とは違う何かが新たなベースとなる。かといって神道も仏教も合理主義も廃絶されず残るのだが。
おそらく彼は日本初の大統領となるだろう。
そんな小説を書いたのだが(冒頭)、案の定誰からも支持されない。スキをつけてるのは自分の記事のためだろう。私の書き方によるのかもしれない。諦めるか続けるか。ただ動機は善から来るものであり、500年ごとの大転換は事実なので、箱根八里の歌詞の通り、一夫関に当たるやのつもりで書こうとは思う。