草分け中

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2022-07-01から1ヶ月間の記事一覧

(鎌倉殿の13人) 景時は忠臣か佞臣か

梶原景時の最後は、この大河で一番視たかった箇所だが細かく描かれていて満足した。 脚本家の三谷氏は景時に同情的なためか中村獅童を当て、その最期のシーンも描かず解説で触れたのみにした。 しかし、往年の義経ファンからすれば景時は平家追討の一番の功…

(鎌倉殿の13人) トップ急逝後の右往左往は現代とダブる

非常に面白い回だったので久々に書きたくなった。 筆者はこの大河に初回から余りに辛口だったため、ヤフコメでも袋叩きにあったことは前に書いた(それでTwitterに逃れて同好の士を得たのは収穫だが)。 ・義経の(史実無視な)サゲ演出 ・曖昧な幕府設立経緯 ・…

次のシンゾウとなる政治家はいない

安倍元総理が亡くなった件、様々な意見がネット上に広がっているが、ここでは本ブログならではの話に絞って書いていきたい。 先ず、日本の首相になるには“派閥の長”か“政治家一家の血筋”か、あるいは“新しい方向性を提唱する人”の3タイプのうち、どれかに当…

体育会系(夏)、スピリッチュアル系(殷)、そしてネット民(周)

「史記」高祖本紀 巻末より“現代に例えられそうな箇所”を見つけたので、言い換えながら引用したい。 太史公曰く 夏(か)の政治は忠(質実重厚)であった。忠の弊害は、小人がややもすると粗野になることである。 現代に例えると体育会系の会社に当たる。出社す…