草分け中

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2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

(麒麟がくる) 現代もいる「~の器にあらず」

先日の大河ドラマ「麒麟がくる」では、明智光秀について旧来の"親足利義昭"ではなく、斬新な"親足利義輝"という見方を披露した。 剣豪塚原卜伝から教わった剣技で大勢の敵兵をたった1人で斬りまくった義輝の最期のシーンを、なぜ前回「義輝最後の夏」のエン…

ものの見方を再編集してみる

ここのところ、コロナでガタガタになった社会の再建のただ中で、唐の時代に活躍した魏徴(ぎちょう)による人の見方が引っ掛かっている。 ①「まず一定の地位にある者は、その者の人材登用・抜擢の仕方でその人を見る」 ②「富んでいる者はその財の用い方、人へ…

異常な状態に陥った時点で負け

状態の研究を始めて30年になる。社会学者のパーソンズも晩年に取り組んだらしいと読んだことがあるが、状態という切り口は結構奥が深くて面白い。 例えば比較的新しい言い方の「マウントをとる」状態も、韓国が日本に対して、中国が欧米に対してマウントをと…

菅総理で何かが変わるか?

菅政権が誕生した。菅総理には就任早々、話題になった言葉がある。手に「自助 共助 公助」と書かれたフリップを持ち、 「まず自分でできることはまず自分でやる。自分でできなくなったらまずは家族とか地域で支えてもらう。そしてそれでもダメであればそれは…

ホルストの実験を視覚の話以外にも広げてみる。

脳科学が盛んな昨今だが、私は脳だけに焦点を絞る見方には疑問がある。身体の各器官から脳までの関係や、器官の周囲にある環境も含む全体を見ている。 その見方を支える根拠の1つが、フォン・ホルストという科学者のハエと筒を使った実験である。実はホルス…

そうとしか思えない生命誕生の謎

知識は人それぞれで違うが、今までの雑多な読書と自由な思考から、世界の始まりや生命の誕生を自分なりに解き明かして発表する自由はあってもいいと思う。 科学は専門分化する一方で他と合わせたり、まして文系諸学との総合なんてあり得ないだろう。しかし科…