草分け中

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2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

(麒麟) 久秀の母が勧めた易はただの占いではない

今回の「焼討ちの代償」内に、16日のブログタイトル「信長と義昭とは水と油」という言葉が入っていた。解釈はほぼ同じだが、私は独自の易理論からそれを導いた。 reigan3941.hatenadiary.com 易といえば、今回の松永久秀が光秀や順慶と会談に臨む前に易を立…

“近代化=合理化”ではなくなった時代

一昔前までは、合理的な判断なら全て良かった。高度成長経済を推進する立役者たちは、戦国時代に鉄砲を駆使して西洋風の甲冑を着こなした織田信長の合理的なところと被らせ、反伝統こそ合理的(※)とばかりイケイケドンドンだった。 ※マックス・ウェーバーも自…

(こもりびと) 弱肉強食の犠牲者たち

「麒麟がくる」の感想を書いてると、同じNHKで気になるタイトルのドラマが放送されていた。 「こもりびと」 引きこもりのことである。全国で100万ともそれ以上とも言われ、私の周囲や親族にも多い。 松山ケンイチ演じる主人公の雅夫は、武田鉄矢演じる元教師…

(麒麟) タブーに切り込んだ叡山攻め

今回の「麒麟がくる」。 小朝演じる延暦寺の座主・覚恕のラスボス感が見事だった。調べると早い段階でキャスティングされていたそうだが、当時の酒や女に溺れた宗教の頂点とはああいうものだろうなと、パッと見で納得させられる。 従来の叡山焼き討ちといえ…

(麒麟) 信長と義昭とは「水と油」。光秀は?

昨夜の「麒麟がくる」。 あの時代の混沌とした状況をわかりやすく描いており、たとえ姉川の合戦で朝倉浅井連合軍を破っても、その隙に四国から三好勢が大坂に上陸し、そこへ本願寺が加わり、東からは再び朝倉と浅井、更に東から武田信玄、そして比叡山と次々…

(麒麟がくる) 戦線拡大成功の鍵は賢者の有無

昨夜の「逃げよ信長」。 帝に拝謁して“天下静謐のための戦”という大義名分を掲げ、諸国の大名を動員して越前の朝倉義景を討とうと入国しかけたものの、義弟の浅井長政が裏切ったため急遽Uターンした話だった。 力をつけた後に拡大をはかって遠方へ軍を進めて…

大統領選挙の結果が見えてきた

アメリカ大統領選挙がバイデン勝利になりそうである。 トランプ支持者は悔しいだろうが、今後4年間は今までの流れとは全く違った政治になることは間違いない。“ドナルド&シンゾー”が仲良くゴルフをしたり相撲を見たりはない。 バイデンの対日政策について特…

(大阪都構想) 単なる“維新の乱”に終わった

昨日の大阪都構想選挙は僅差で決着がついて良かったと思う。 大阪に住む人々による多くの生の声の通り、府政や市政が維新の会に変わって職員の接し方や公衆トイレなど大阪が良くなったことは明らかだが、もし都構想が決まっても4区に統廃合を進める過程で様…