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(こもりびと) 弱肉強食の犠牲者たち

麒麟がくる」の感想を書いてると、同じNHKで気になるタイトルのドラマが放送されていた。

 

「こもりびと」

 

  引きこもりのことである。全国で100万ともそれ以上とも言われ、私の周囲や親族にも多い。

 

  松山ケンイチ演じる主人公の雅夫は、武田鉄矢演じる元教師の父親の次男で、幼少期から優秀な兄と比べられ、受験や就職に失敗して実家の部屋に引きこもって食って寝るだけの生活を送るようになり、嘆いた父親から「生きてる価値なし」と言われてハンドルネームをカチナシオとつけるようになる。

 

  オチが気になって最後まで見たが、少しモヤモヤは残った。おそらく親の重圧がなくなった雅夫はどこか遠い所で暮らすことになるだろうと思うことにした。

 

  ちなみに最近読んだ記事「結婚できない男性、共通点は1つだけ?幼少期の親との関係が重要か?」も関連が深い。


結婚できない男性、共通点は1つだけ?幼少期の「親との関係」が重要か - ライブドアニュース

 

  あと、先進国の中で上位にあると言われる日本の自殺事情。上の話と関連づければマウントを無駄に取り合う社会の犠牲者だと思う。いかにワシやタカ、サメのような資質を持って生まれても雛や幼魚の段階では中小クラスに食べられる通り、弱肉強食ピラミッドの実態は少し見方を変えなければならない。

 

 結論を急ごう。まず上記引用記事の中高年女性が結婚のカギは個人的体験から言えば真実である。国がカネかけてでも推進すべきポイントと思う。あと付け加えれば易や占いを使って来年こそとか自信を与えるとなお良い。

 

  それから本来優秀な資質の持ち主が引きこもらず浮かばれる社会だが、それは宗教でもその真逆の物質科学や唯物論的共産社会主義でもない。かといって資本主義でもなかった。全く新しい何かしかないと皆が分かればこちらが主張する話を少しは聞いてくれるようになるかもしれない。

 

  何も変わらなければまだまだ増え続ける。