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企業の寿命30年周期説

東京30年周期説は、30年前に刊行された本に載っていただけに衝撃的だったが、その理由については今ひとつ分からないところがある。

第1回も第2回も東京でオリンピックを開くことは外国の機関が決めることだからだ。しかし、こちらから招致運動をしなければ外国だって動かない。

さて、今回紹介する企業の寿命30年という説は、わりと有名でありその仕組みも解明されていると言われている。技術革新などでビジネスモデルが古くなり、モデル転換ができなくなると、企業の寿命は尽きていく。統計学的にも裏付けられており、日経ビジネスが明治以来の企業を調べてみるとだいたい30年周期であることが分かったという。

一時期は隆盛であっても、その時が嘘だったかのように衰える企業の例としてはダイエーが挙げられる。成功体験が強すぎるとそのビジネスモデルに固執してしまい、時代の変化についていけなくなった。創業者からの代替わりの時期もだいたい30年というところである。