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スライドギャラリー別館7 宮本武蔵「五輪書」も追加

日本が誇る剣豪・宮本武蔵が晩年に著した「五輪書」も似たようなパターンなので追加した。特に最後に「空の巻」を置き、「心は空なり」とその境地を究極のものとしたところに、空=天と置けば今まで出てきた「天~地~天」のパターンと同じになる。

 つまり、生涯60数回勝負をして全て勝ったという宿命(天)の持ち主に始まり、しかも敵の中には宝蔵院流の槍や鎖鎌の宍戸梅軒など剣術ではない異色の相手や、吉岡一門相手に1人で戦う「多vs1」など有名無名問わずまさに多彩な戦い。これを武蔵は「風の巻」(~風)とした。そして基礎編の「水の巻」と実戦編の「火の巻」を対置し、最初に序文の地ならしのようなものとして「地の巻」、最後に短い文章の「空の巻」で締めくくった。

 地、水、火、風、空という順番だが、このスライドの通り流れ的には今までのパターンと同じで、巌流島の最後の決闘で日本一の称号を得る。ここを加熱過程の水蒸気や湿気を意味する澤とし、天へと至る。執筆した場所は熊本の霊巌洞という地、そこから空の境地に憧れた。

 こうして武蔵も“ヒーローもの”になり、今では映画やドラマ、小説、漫画などでずっと天に輝いている。