草分け中

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5種類の裂け目を埋めたものとは?

  母音の5文字を、口の開き方の違いで分けると、

 

・「あ」円い

・「い」横に長い

・「う」小さい

・「え」四角い

・「お」縦に長い

 

になる。口の開き方と言ったが、これを言い換えると「裂け目の形」でもある。ここから思い出す古代中国の有名な神話がある。

 

  昔、世界が荒れてあちこちが裂けた時に女神の女媧が「五色の石」を使って裂け目を埋め、荒れていた世界を直したというものである。

 

  漫画家、諸星大二郎は名著「無面目」でこの五色の石を東洋思想でいうところの「木火土金水」の五行だと神混沌に言わせたが、私の解釈は少し違う。

 

  上記の5種類の裂け目に母音5文字の「あいうえお」を埋めたのだ。五行はこれが世界の全てというところがあるが、母音5文字もその点だけは似ている。ただ世界中の言語も、多少の違いはあれ、AIUEOで全てであり、真のメタ哲学はここから始めなければならないと思う。

 

  ところで日本語の文法の場合、「未然連用終止仮定命令」の5つを母音5文字で表している。

 

  そして循環史観で歴史を見直すと、新幕府や新政府が前政権に勝った時が終止形「U」。次に新制度とともに国民を服従させる時が命令形「O」となる。革命の期間は仮定形や未然形、連用形などが入り乱れるが今回は詳細は割愛する。

 

  ただ米中摩擦を語る時は誰もが仮定形になるし、もしそれが終わる時があるのなら、終止形と命令形で終わる。