日本国憲法の3本柱といえば、「基本的人権の尊重」「国民主権」「平和主義」と誰もが答える。
では、お隣の中国にはこの3つがあるのか? まず基本的人権については全く認めていない。政府に楯突く人はすぐに始末する。逮捕して生かしたとしても監禁したり注射を打って廃人にする。
次に国民主権だが、世界の大勢である民主的選挙で選ばれた人によって政治を行う常識は中国にはない。今や9千万人以上になった世界最大の政党である共産党が主権を持つ。頂点に君臨するのはチャイナセブンと呼ばれる7人で、全国人民代表会議はただ追認する場に過ぎない。
そして平和主義についても中国は真反対だ。南沙人工島や尖閣海域への不法侵入、インド国境地帯の紛争、アメリカやイギリス、オーストラリアとも摩擦が拡大しており、しかも中国の肩を持つ国はいない。中華思想とは世界の中心に君臨することらしいが、今や四面楚歌のど真ん中にいる。
このように中国という国は我々日本人の理解できない、いや世界の誰もが理解できないところにいる。あえて言おう。中国人に理性はない。今まで親中派議員や親中のドイツやフランスは中国に理性があると思っていたようだが、いくら支援しても理性的にはならず、むしろ遠ざかっている。