草分け中

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中国から見ると西洋が劣ることになるワケ

  引き続き西洋と東洋の違いについて考えていく。

 

  西洋人から中国を見ると、理性的に劣り、政治的にも幼いと思うものだが、優劣はそんなに絶対的につけられるものだろうか?  実は相対的なものであり、中国から西洋を見ると、理不尽なアヘン戦争を仕掛け、世界大戦を2度も引き起こした訳で、今でも全人代ではそんな西洋を馬鹿にする文言が目立つ。

 

  人々が集まると各々機能を分担しあうように状態が分かれることと同様、世界の国々もくっきりと分かれることを示した図がこれである。

※ラインを加えた。詳細は前回参照。

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  中国の「C」と欧米の「LQ」については改めて作成した下記スライドを参照。ここには、状態のプロセスがメビウスの輪のように循環していることがうまくまとめられており、だから西洋から見ると中国が劣っている(h>k,b>r)こととは逆に、中国から見ると西洋が劣っている(r>h,k>b)となることが分かる。

  したがって今のままでは、これからも中国に普通選挙は行われない。中国が「Cの国」であることを自覚すれば、解決の糸口が見えてくると思う。