今年、はたして東京オリンピックを開催するのだろうか? 国内には中止の声が多いし、欧米とも新型コロナウィルスの変異種の話題で予選どころではない。中国も再びコロナが深刻化してきた。
紅白を無観客で行ったようにオリンピックも形を変えて静かに開催する方向でIOCもJOCも検討していると思うが、ビジネスとして儲けられなければ継続は困難だろう。
そもそもオリンピックなんて不要では?という意見もある。スポーツはそれぞれに世界大会があって、いろんなスポーツを1ヶ所に集めて開催する必要はないと。筆者も最近この意見に賛成する気になった。
以前から、世界各国で得意とするスポーツが異なり、人気や普及面など変わらないことが気になっていたが、その謎の解明で少し気付いたことがあったからだ。
例えばインドはヨガ、中国は太極拳、韓国はテコンドー、日本は「~道(柔道や剣道、華道、茶道など)」、アメリカはアメリカンフットボールや野球、バスケットボール、ヨーロッパはサッカーやテニス、中東は・・、スポーツとはいえないが断食や食事面の~肉は食べないなど戒律が厳しい。中国は椅子以外の四つ足は何でも食べると言われるが。
つまり、中国にイスラム教は流行らないし、逆に中東に太極拳は普及しないことと同様、世界各地で得意とするスポーツが異なる中で公平公正な競技には程遠いのではないかと思う。ではどうしてこの違いが生じるのか?
脳を含む身体の得意とする部分が世界各地で違うからだと思う。今や明確になってきたが、中国や韓国に欧米風の理性を求めても無理であり、中国は全体主義、韓国は国民感情を国際法よりも重要視する。スポーツの中では待ち時間が長く、その間に脳で様々な思いをめぐらす野球は、日米と韓国で盛んだが、ヨーロッパや中東、インドには普及しない。
東アジアの中では欧米にも理解を示し、哲学や思想など抽象用語を創った日本は、韓国のような感情剥き出しの殴り合い蹴り合うテコンドーよりも、柔道や剣道、華道、茶道など何でも「~道」に高め整え、「~流」と意味や方法を固定しようとする。これらに大脳新皮質が関係する。
アメリカで盛り上がる「スーパーボウル」のアメリカンフットボール、大リーグやバスケットボールもそうだが、フォーメーションを組み立て、サインを出し合い、短い時間に何度も交代選手を出し入れする。これらは思考などを司る前頭葉の活用である。
そして、ヨーロッパでは、テニスやサッカー、バレーボールなど共通して、相手の逆を突いてボールを打ち込むスポーツが盛んで、これは脳の側頭葉の霊感(インスピレーション)を使っている。
更に東進して中東、アラブ諸国はどうか? 盛んなスポーツは聞かないものの、定刻にメッカの方角に両膝をついて礼拝したり、断食をしたり、肉によっては絶対に食べない厳しい戒律がある。これは脳だけの話ではなく、消化器官を含む関与である。
それではインドはどうか? ~のポーズで有名なヨガがある。健康のためだけでなく、宇宙との一体感を得る。中国の太極拳との違いは何か? ヨガには動きがないポーズのみで、太極拳にはゆっくりだが手足の動きや移動がある。
以上の話に関連して2つ画像をアップする。まずはメインサイト(状態の7段階モデル)のトップページ。
次に新たに作成した各スポーツ編。要するに世界各地で機能する身体部位は異なり、日米は脳が主だが、韓国は情、中東や中国は器官なのである。
これらのことから、長い間謎だった下記のプロセスを説く話がなぜ日米の人に限られるのかも見えてきた。