草分け中

試論や試案のサブサイト。メインは「状態の秘法」合知篇(深く)鼎道篇(広く)等

2019-01-01から1年間の記事一覧

欧米日が再び組むようになった

1980年代まで、日本経済は右肩上がりだったが、これを快く思わなくなった欧米は盛んに牽制するようになった。通貨や制度、貿易バランスなど多方面に渡るが、その1つに中国や韓国へのテコ入れというものがあった。 お陰で中国も韓国も経済が上向いて豊かにな…

日韓問題が人材を輩出しているとは??

少し前まで、安倍総理の後は誰か総理になる人はいるのか、真面目に心配していた。安倍氏は確かに政治家一家の出身でボンボンだったが、一期目であまりに「美しい国」を連呼し過ぎて苦手な経済と距離を置いたことから敗北し、野党になった期間に鳩山宇宙人政…

知識人受難の時代

インターネットがない1990年代前半までは、知識人は出版社から雑誌や本などの媒体でよく登場していた。話す内容が本当に良いのかは別にして、媒体に出ているから良いとなっていた。ちなみに哲学者サルトルは知識人の役割を重視していたが、これでプラトンが…

売れ残りを活かす

経済学の常識では、売れ残りに価値はほとんどない。しかし、茶道の創始者、千利休の数ある面白い逸話の1つに、必ずしもこれにあてはまらない話がある。 自分の茶器をたくさん並べて、弟子たちに欲しい物を1つずつ取りなさいと言った利休。皆がそれぞれ手に…

60点でスタートするインド

前回の本田圭佑とほぼ同じ記事を見つけた。 今や世界のIT大国となったインド躍進の秘密は「60点主義」にある。何でも100点を求める今の日本と違い、60点で始めるからスピードが早く、修正や改善は後で加えていくという。 IT大国インドの強さ「60点主義」100点…

本田圭佑の革命的な指導法

ミスに対して不寛容は当たり前な日本社会に対して、本田圭佑は逆にガッツポーズをしろとカンボジアで教えている記事があった。 本田圭佑が明かしたカンボジア人への仰天指導法「ミスをしたら…」 - ライブドアニュース ガッツポーズはサッカー場ではともかく…

押印と脚本が重要なのは何故か?

ハンコを押す行為は誰しも重要と認めている。まるい印鑑の上下の向きを老眼の目を細めてよく確認し、小さな紙の裏に指を当て、力を込めて押し付けたりするが、紙の方が上下逆なのをよく確認していないので、結局印鑑が逆さまに押されてたりしている。 この押…

幸福の基準を集団の熱狂に置く間違い

「良い時代」とは何を指すのか? そんな疑問を持ったのは、政府もマスコミもただ国民が「熱狂」していればいいと思い込んでいるのではないかと感じられたからだ。最近では新元号「令和」に変わる時のカウントダウンなど熱狂している様子の報道、東京オリンピ…

感情を重視する記憶術

「感情」「記憶」で検索すると、まだ新しい題材だと分かる。というより、まだ未知の部分が多い新しいテーマのようだ。 何故この話をするかといえば、先日林修氏の番組で取り上げた「定期テストのない学校」の話が再びネット上で記事になっていたからである。…

5素サイクルの好きなところ10選

メインサイトのタイトルを先日「5素サイクル」に改称した。理由はあちらのブログに書いたが、ここでは自分なりに好きなところを10個選んで書いておきたい。 第10位 「各法則を総合した」:特に成長を説くプロセス説を共通点をもとに総合した。 ・藤本義…

竹田恒和氏の退任は東京30年周期説通りだった

このブログの第1回は松山厳氏の東京30年周期説の紹介だった。明治から何故か30年周期で変わる東京の話の最後に、これまた何故か30年ごとに起きる疑獄事件の話で締め括られたが、先日の竹田恒和氏の収賄疑惑によるJOC会長退任事件も今気付いたがこの法則通り…

政治の哲学的な見直し

新元号「令和」に野党がケチをつけていた。なんでも命令の令を想起させるらしいが、安倍総理から令嬢の令のように良いという意味だと一蹴されていた。 このやり取りも哲学的に見直せば、ヘーゲル哲学の弁証法のように「令和」という正に対する反を野党が掲げ…

例えるなら逆サイドを活かさないサッカーのような現代の閉塞状況

今日のニュースを見ると、中高年の引きこもりが全国に61万人もいるという内閣府の調査結果があった。ネット民の反応の上位には、こんなに労働可能人口がいるのにそれを活かさず外国人労働者を入れる安倍内閣って何?という書き込みがあり、賛同者が非常に多…

ヒュームの単純観念とキルケゴールの単独者

これもググっても出てこない組み合わせだが、なぜ誰もこれを考えないのかと思う。 本ブログの補ヒュームという考え方で進めると分かりやすい。 まず、18世紀イギリスの哲学者にして西洋哲学史のターニングポイントと言われるヒュームによると、人間は知覚時…

政治の左右対立の誕生経緯

カントの有名な二律背反も、前節で言うところの補ヒュームなのか?「世界は有限である/無限である」「世界は必然である/偶然である」「神はいる/いない」などだが、確かに片方の観念連合と同時に生じる分断の話ではある。しかしカントは二律背反という矛…

補ヒューム勉強会のお知らせ

現代は様々な面で価値観の見直しが求められています。 コンビニの24時間経営は全店必要なのか? 保育士の給料は安過ぎないか? 少子化は進む一方。AIで今の仕事は将来もあるのか? 個々に見直すだけでは一向に改善されない中、もっと高い視点から広く深く見…

この30年の次にカギになるもの

空白としての平成30年間をもう少し書く。 1980年代後半に発刊した「哲学思想コーパス事典」(日本実業出版社)序文には、新しい発想を行うためにはこれまでの哲学者全員について先ず知っておかなければならないと書かれており、読後私は全員の関係を非常に単純…

平成を3つの10年に区切ると

平成元年、すなわち1989年はベルリンの壁が壊され、ゴルバチョフがソ連を潰した。それから10年の間、日本ではバブルが崩壊し、ソ連はロシアに変わり、ウィンドウズ95が登場して普及した。 次の10年、日本では省庁再編で始まり、大蔵省はなくなって財務省にな…

良い人がいる所と、悪い人がいる所について

いろんな職場や団体があるが、良い人が多いと感じる所もあれば、悪い人がいると感じる所もある。 ここでいう良い人とは、通常の感じの良い人のことである。小鳥たちが肩に集まってくるほど良い訳ではないが、常識と礼節があって笑顔もある。 一方、悪い人と…

地方が寂れる原因は常識

地方が急速に寂れていっているニュースにコメントが多い。 解決策はないというものばかりだが、昔は各地方とも活気があって賑やかだったから解決策はないはずはない。 かくいう私も地方を捨てて都会に出た1人だが、今は阪神のどこかに住んでいる。ここはま…

日本人の恥の文化と韓国

昨年から日韓の間は徴用工とレーダー照射問題で騒がしい。 日本人は本来「恥の文化」があると言われ、恥たなら潔く切腹することが武士道だった。 それを知ってか知らずでか、お隣の韓国は日本を恥じさせるような嘘を世界に振り撒こうとする。自衛隊が提供し…

2019年は節目か?

歴史には節目と呼ばれる出来事が時々あるが、それらはたいてい後になって分かるものであり、当時はなかなか気付きにくい。 日本史では檀ノ浦の合戦や関ヶ原の合戦は大きな節目と言え、平家から源氏へ、豊臣から徳川への移行が落ち着いてからあの合戦が節目だ…