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2024年1月の雑記

  今年は元旦からいろいろあった。自分なりの見方をまとめて残しておこうと思う。

 

能登地震

  夕方発生直後、記者会見で林芳正官房長官はテキパキと質問に答えてネット民に感心されていた。元々有能な人なので外務大臣時代は左側からも高評価を受けていたが、それが全く無能な岸田総理の嫉妬を買っていたようだ(赤い線)。

 

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  翌日、岸田総理は防災服に着替えて「私自身が先頭に立ち」「私が陣頭指揮を取り」と前のめりに震災対応に当たる旨を唐突に発表した。

  もうお分かりと思うが、岸田派No.2の林のカッコ良さに嫉妬して仕事を奪い取り、16%まで下落した支持率をなんとか上げようと企図したのだ。

  時系列を追うと、上の引用の通り外務大臣職から林をはずし、「答弁を控える」ばかりで松野が務まらなかった官房長官ポストに林をつけて嵌めたつもりが裏目に出て、今度は自身が震災対応と勇み足を踏んだのだ。

  もちろん岸田に仕事を集中させて務まるわけがない。「ハイパーレスキュー隊」の意味が分からず2日も足止めさせたり、台湾からの医療チームを蔡総統が準備するも反応できない。自衛隊も小出しの投入でセオリーの72時間内の救援に支障が出た。

  更に信じられないことだが作業着に花をつけて経済界の新年会をハシゴしたり、テレビ出演で総裁選をニヤけて振り返ってるうちに、被災地では次々と死者が増えていく始末。これらの二次災害は天災ではなく人災とまで言われるようになった。

  せめて過去の村山総理や菅直人総理のように率先して現地確認に行くべきものを、先に山本太郎が松葉杖ついて行ってしまったことにやっかんだからか、6党党首会談を開いて維新の馬場に「今は政治家は行ってはならない」と提案させて合意する形をとった。もう難しさにやる気をなくしてるのだろう。

  ネットではこの鈍臭さに批判が溢れたが、これらに対しては官房機密費を使って配下のネトウヨたちに現地の道路が避難民で渋滞だから政治家が行っても混乱を起こすだけとデマを流させた。実際は道路はガラガラで、亀裂は多いものの山本太郎は車両で向かって手伝いや詳細な報告をあげた。

  すると何を思ったかまた唐突に岸田は「13日以降に現地へ行く」と発表。ネットではどうせ写真撮りに行くだけだろうという声で溢れた。九州ではこんな写真を撮ってすぐ帰った。


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  利き手でもない左腕を伸ばしたポーズ。まるでどこかの独裁者のようである。


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  案の定、13日は雨天なので延期して14日にすると言う。そして14日は30分だけ輪島を回って被災者と握手した写真を撮ってすぐに帰り、以後は防災服を着なくなった。こんな総理を日本はいつまでかつぐのだろうか?

 

【馳せ参じない馳】

 

  さて、2週間も行かなかった総理も酷いが、なんと石川県知事の馳も同じく能登半島に行ってなく、岸田総理と一緒に向かうと発表した時には「まだなの?」と世間は驚いた。

  日頃ダジャレや川柳に投稿していたからか、すぐに「馳せ参じない馳」と投稿すると、6千ビューと100いいねや褒めコメントが返ってきて、翌日にはヤフーニュースにまで「馳せ参じない馳とネットでは批判されている」と報道された。


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  他にもいろいろ書いた。プロレスラー時代の得意技「ノーザンライトスープレックス」は相手の協力があってこその茶番技だから、馳は打ち合わせが出来てないことはやらないとか、馳せ参じ先は被災地ではなく岸田総理とか。特に上記ほどはウケなかった。

 

羽田空港衝突事故】

  旅客機の事故は久しく日本ではない。直近でもかなり昔の坂本九さんが亡くなった時ぐらいで、これは確率論的に非常に凄いことだという。どんな事故といえども確率ゼロは有り得ないのだが、それをゼロで有り続けるということは、そうとう厳しい日々を関係者は過ごしており、二重チェックや三重チェック、反復訓練、人選から業務引き継ぎに至るまで細かく細かく行っているはずだ。

  なぜ私が知ってるかというと実際に社内講習で空港作業員を現地で勤め続けた方から聞いたからだが、そんな話を正月の集まりで披露した矢先に2日夕方、海自の小型輸送機と着陸してきた旅客機とが衝突事故を起こしてしまった。原因はいろいろ分析されているが、能登への物資輸送というイレギュラーな事態と正月というほぼイレギュラーな期間とが重なって、マニュアル外の対応となり事故発生の確率が上がったからだと思う。

  ネット動画の中ではこれをヤラセという陰謀論まであったが、目立ちたがり屋によるデマとしか言えない分析だった。

 

【光る君へ】

 

  大河は毎年おもしろく見ているが、裏番組関係者であろう書き手によるアンチ記事にはいつも腹立たしい思いをしている。

  昨年の「どうする家康」も低視聴率で散々叩かれていたが、浜松城のお祭りでの盛り上がりだけでも分かる通り、ビデオリサーチがない家々では楽しんでいる。

  今年の「光る君へ」も早速地味だとか低視聴率だとか叩かれてきたが、見る目のある人は高い評価を与えてる投稿も多い。

  傾向的にアンチ記事は日本人を馬鹿にしていく意図が感じられ、「鎌倉殿の13人」では義経サイコパス的に描くところを評価していた。マトモな研究者たちからは三谷幸喜義経描写や善児のアサシンぶりは全然評価をしていない。

  さて、主人公の紫式部とライバルの清少納言との対決や、藤原道長の出世など見所いっぱいの本作だが、「麒麟がくる」の時のような深みも随所に感じられる。

  例えば「女はみんな寂しがっている。おとこはみんな出世したがっている」という三郎(後の道長)のセリフも現代に通じるし、三郎自体が父親から「兄たちほど秀でたものはないがよく周りが見えている」という設定で、それが出世のカギとなることも確かにある。

 

【神田財務官】

 

  藤原道長といえば、絶頂期を迎えた時に詠んだ和歌が有名だ。

 

  この世をば わがよとぞ思う 望月の 欠けたることの なしと思えば

 

  現代でいえば誰だろう。ビジュアルも満月のような財務省の財務官、神田眞人ではないだろうか?


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  下に年間1200万円を受け取っているであろう文化人の写真を並べるとこれもバズッた。

  ところが神田財務官、これだけ内外の事案が多いのに年明けから全く話題がない。為替介入の場にも出ない。何があったのか?

  何かやりたくても出来ない事情があるのか、キーマンなので非常に気になる。

  音沙汰無しといえば、10月24日の投稿以来みなかったケント・ギルバートは元旦に挨拶しており健在だった。DS内の異変の1という噂があったが違うかもしれない。

  あと、ニューヨークにいるはずの眞子夫妻も3ヶ月近く行方不明と言われている。こちらも引き続き確認していきたい。

 

泉房穂

 

  上記画像に対して「田崎史郎がいない」という指摘が少なからずあり、私もそうかもしれないとは思ったがこの人はカネ次第で転向する訳でもなく、最近テレビで泉房穂と論戦する時も真顔で「政治にはカネがいる」と強弁してはボロボロに論破されている。

  お陰で泉の株は上がりっぱなしだが、では泉が国会議員となってくれるのかというとどうも分からない。

  明石市長時代、確かに人口を増やし、子育て重視を打ち出してはいたが、私がジカに感じる印象では完璧とは言えない部分が多い。

  まず、明石在住の男性が遠く大阪や尼崎まで通勤している事実。市内に高給の仕事が少ないからで、実際に平均賃金は兵庫県の中央値より低い。これでは明石に家族で移り住んでも、通勤時間の長さから家族揃っての夕食の団欒はできない。早朝に起きて深夜に帰る毎日では父親も疲れるし母親も困る。

  市内の産業を活性化させることと並行して子育て政策もすべきなのだが、単に片方だけやって人口が増えたとアピールするのは、市長だけ目立ちたがっているのではないか?

  そう投稿していると、同意する人も意外に多く、確かに泉は承認欲求が強いだの自己中心的だの、電通と市長時代(のアピール)から付き合ってるからテレビ出演できているだのいろいろ反応があった。

  もちろん反自民の姿勢は評価できるけれども、れいわと共闘するわけでもなく、新党を立ち上げるわけでもなく、単に地方選挙を回って主に立民(元の所属先)、時には維新の候補を応援しているだけなので、距離を置いて観察中である。

  思うに、れいわの力が膨らむことを警戒する既得権益側が反自民票を分断するために工作する手先の1人ではないか? 泉が昨日櫛渕万里と会談したと書いても櫛渕は特に触れないし、山本太郎も泉さんはリアリストだから我々と一緒に(踊るようなことは)ならないとも述べている。