草分け中

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知性より感情を優先してうまくいくはずがない

  あす8月2日は韓国のホワイト国除外を閣議決定する日だ。ここのところ各紙各動画を毎日見ているが、27か国のうちアジアではただ一国だけだった韓国の優遇措置を普通の対応に戻すだけのことに過ぎない。

 

  おとなしく従うわけにはいかないプライドが分からないでもないが、フッ化水素がほしいのなら手続きを踏んで、反日は今まで通りやれば良いではないか。反日は続けるが優遇もしてくれ、という話はあまりにもムシが良すぎる。

 

  こんな理不尽な要求を一国を代表する大統領や外交長官、議長が口にする。会社の社長が愚か者の例はたくさんあるが、国のトップが愚か者では、経済も安全も失う。だから現代は多くの先進国で余りにも愚かな者はトップに立たない。人類史は賢愚を繰り返す昔と違って、近代以降は賢い方向に向かっていると思い込んでいた。

 

  しかし、今目の前にある光景は、G20参加国の1つが自国の経済危機を論理で解決するよりも感情を優先する愚かさである。だから腹が立つ。他国のことながら腹が立つ。

 

  改めてホワイト国に選んでいる国々とはどんな国か考えると、賢明で安全で信用できる国ということ。人類史は精神史でもあると主張する本ブログの趣旨からすれば、アジア各国は哲学思想史の重要性を確認するべきである。漢字を失った韓国はもとより難しい。