賢者のつもり

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欧米日VS露中北の違いは哲学の有無

 先日、アメリカの高官が相次いで韓国を訪問し、GSOMIAを破棄すれば北朝鮮だけでなく中国やロシアを利することになると迫っていたが、この対立構図の大元はどこにあるのだろうか?

 

 一見したところ、自由な選挙と経済が柱の欧米日と、そうではないロシアや中国、北朝鮮という二分法になる。確かに、ずいぶん長い間ロシアのトップがプーチンで、中国のトップは習近平である。それができた要因の1つに反対者の暗殺が挙げられ、これらの国は平気で反対者を殺しているが、欧米日はそこまではしない。

 

 もし中国がこのまま経済が伸びて世界のトップに立つことがあると、世界中が中国の暗い傘の下になり、自由はなくなるという懸念がある。そうならないためにも、アメリカのトランプ大統領をはじめ日本やヨーロッパも中国のこれ以上の台頭を許さない姿勢だが、ロシアはどちらかというとアメリカより中国寄りのスタンスである。

 

 そして、欧米日とも今の政治経済のままで安泰かというとそうでもないため、国内に左派の活動家やメディア、政党を抱えており、国政や地方政治でも時々逆転が起きている。

 

 ただ実際は左派が政権をとったとてバラ色の未来が開ける訳でもなく、今のロシアや中国同様に賄賂が横行し不便不自由が増すことだけは間違いない。

 

 根本的な問題として、人類の歴史が近代に入って理性や人権に気付き、そこから科学や民主主義や市場経済が派生したはずが、一党独裁体制の暗殺容認政権のもとでは、これらの近代哲学の成果が何ら活かされてなく、では何に依っているかというと、ロシア正教マルクス経済学、儒教主体思想などでもなく、ただ支配者の個人的信条だけだったりする。

 

 まずは哲学史を踏まえ、次に諸学への派生を踏まえ、そして今後の在り方を模索することが大事である。及ばずながら哲学史の踏まえ方はこちらが最も手っ取り早いはずである。(メインサイト「5素サイクル」より)