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衣の先生、食の先生、住の先生

 教育と産業について、異説を発信。

 

 その前に現状の主な問題点を挙げると、

 

 ・学校教育で教えることと会社で教えることのミスマッチ

 ・不登校やイジメ等の校内問題

 ・成人後もニートや引きこもり等が多い(40歳までで54万人)

 ・中小企業への銀行の貸し渋りによる停滞と倒産

 ・中小企業向けの銀行(石原銀行)の失敗

 ・経済全体の長期低迷、産業空洞化

 ・地方経済の不活性、少子化や高齢化、未婚者増

 

 等が挙げられる。対してここで異説を発信しても特に何も無いとは思うけれども、異物が例えばレアアースのように受け手によっては有益な道具や薬になることもあると考えたい。

 

 さて、教育は従来の5科目ではなくてもよいと考える。人間生活が「衣食住」の3つで表されるゆえ、衣食住を基軸とした教育で構成する。

 

 すなわち衣とは衣服、個性、感性のことから国語や美術、音楽、体育などを含み、その才能を伸ばす。この種の産業も人材も現状は都心部に集中しているけれども、地方が不可能なことはなく、供給&需要の手続きや仕組みを変えれば十分可能と思う。頑固な頭には無理だが。

 

 衣の先生には、ファッションや芸道、博識でかつ魅力的な人が担当する。

 

 次に食に当たる科目は理科や算数だが、経済や環境問題も含むようにする。中学から本格的に深め、その道に進む希望者には大学や短大にこだわらなくともビジネスのイロハを叩き込んでいく。

 

 食の先生には、田畑・狩猟・漁業のノウハウに長ける人や、経営・金融に詳しい人、また環境問題やリサイクルに詳しい人が担当する。

 

 そして住に当たる科目は社会科全般だが、政治学や国際関係も含む。安全な暮らしを実現するための警備上のノウハウ、交渉術、法手続き等を学ぶ。

 

 住の先生には、政治家や役人、元兵士、元外交官なども含む。高校生が学べばちょうど良いと考える。

 

 上記構成に変えることで、学んだことは大人になっても役に立つし自信がつく。自信がつけば引きこもらないし苛めも減る。堂々と対価を得て地方に産業を活性化させる。

 

 最後に既存の5科目について。この5つの区分が永遠不変に真理となぜ言えるのか分からない。子供の才能の傾向というものが先ず先にあって、数字が好きで計算は得意だが漢字が苦手な子や、体育は得意だが勉強は嫌いな子、本が好きだが生き物が苦手な子などの特徴から、後から科目をつくったと思われる。

 

 そして現代はこの科目をもとに教科書をつくり、満遍なく勉強しおとなしく問題集を開く子供こそ優遇する。

 

 しかし、子供の才能の傾向は子供の時のことであって、大人になってからの傾向はあまり関係なく、だからミスマッチが生じる。それよりも衣食住を基準にした科目構成の方が後々役に立つ。

 

追伸

・大学の存在意義も問われて久しい。

・ただ、地方に大学がないと更に地方は干からびる。頭脳的拠点は地方に必要。

・同様に銀行や役所がある。衣食住➡言語、貨幣、権力➡大学、銀行、役所。