そういえば今まで資格ビジネスの話が抜けていた。例えば昔とった資格の内容が古すぎて現代に役立たなかったりする例はよくある問題点だと思う。
話を本ブログとメインサイト(ツインサイバーシステム)で説く循環型経済から書く。まず、「衣食住✕衣食住」の9業界で「衣の衣」はいわゆるモード業界、ファッション業界としてきた。その循環は、
「インストラクターが教え、教え子がコンテストに出て、コンテストの結果をメディアが報じ、報道を見て評論家が分析し、分析結果をインストラクターが採用すると循環する」ものだった。
しかし、実際のモードやファッションは世界のどこかで今年の流行が決められて一方的に広がっていく直線型であり、他の経済分野と同じく資源(枯渇)のことも環境(汚染)のことも考えられていない。大量生産大量消費を実現するためのモードなのだ。
それでは4者交換(カルテットエコノミー)は、現実には難しいのかもしれない。
ただし、インストラクターという職業はスポーツや資格ビジネスにも多い。
インストラクターに教わった生徒は資格試験に挑戦する。そこにカネのやりとりが起きる。試験結果は出るがそれをマスメディアは特に報じてはいない。そして資格は一度とれば一生ものだったりする。
日本では資格ビジネスは一見盛んに見えるが、問題がなくもない。冒頭に述べた通り真面目に見直せば、学んだ時のテキストが古いと現在に役立たなかったりする。安く簡易に更新できれば良い。また、インストラクターの教育も古かったりする。
もし本当にその分野の発展を望むならば、資格ビジネスを循環させ、「インストラクターが教え、教え子が受験し、受験結果をマスメディアが報道し、報道を受けて教育方法を評論家が見直し、インストラクターが採用する」または、資格内容を変えていく。
この循環を推進するには、一見循環とは無縁なはずの国家、機関による統制も必要で、中央機関が吸い上げと放出を適度に行ってこそ循環が徹底される。