草分け中

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MMTに循環をミックスする仮説

  中野剛志氏がMMT(現代貨幣理論)を解説したサイトの中に、銀行が金を貸した時に初めて貨幣が発生するという話があった。

 

  だから公共工事をバンバンやれという主張が続くのだが、グレートリセットを説く人たちによると依存症のように公共工事が増えることを懸念していた。

 

  必要な分の富が適切に増えていくには?

 

  そこで筆者の循環型社会の一部を当てはめてみたい。例えばこんな循環がある。

 

  「インストラクターが教え、教わった人が競技会に出て、その様子をメディアが報道し、報道を見た研究機関が分析し、分析結果をインストラクターが参考にすると循環する」

 

  ここで銀行が貸した資金でインストラクターが分析資料を買い、教育指導に活かすことで生徒の支持を得て富が増えると銀行に利子を付けて返す。

 

  一方、選手は銀行から借りた金でインストラクターから教わり、成功・勝利することで賞金や褒賞を得て銀行に利子を付けて返す。

 

  メディアも同様に、銀行からお金を借りて取材を行い、テープやディスク、冊子等の資料にまとめて売ることで儲け、上記と同様に銀行に返す。

 

  最後に研究機関も銀行から借りた資金で資料を購入し、価値のある分析を行ってインストラクターに売り、銀行に返す。

 

  というようにうまく組み合わせれば、富が増えるのではないだろうか? 売れずに返せないケースも当然あり得るが、本当に上手になる指導が活かされないまま埋もれるよりはマシである。

 

  サイクルは全部で9つあり(衣食住×衣食住)、今回は衣の衣だけに留める。ちなみに食の衣がグルメなら住の衣はインテリア、食の食が糧、食の住が栄養(医療)になる。食の縦軸は耐久財、消耗財(糧)、土地財。住の縦軸は軍事、医療、交通である。

 

  ギリシャ神話のオリュンポス12神も当てはまり、気になる方はこちらをどうぞ。

https://www.slideshare.net/reigan_s/h2837