賢者のつもり

主サイト(5素サイクル)に載せていない異説を中心に紹介します。

この1年で知の勢力図は大きく変わった

 日本人の誰もに衝撃的だった事案は何か?と、この1年以内の出来事で振り返ると、韓国絡みのものが多く目立つ。日本でいえば最高裁判所に当たる韓国の大法院が、徴用工を名乗る元被害者や遺族への賠償金を日本企業が支払えという判決を下した時、100歳近くになる中曽根元総理は「1965年の国際協定を無視した判決。もはや韓国は国としての体(てい)を成していない」と発言し、これが以後の日本側の見方の基本になった。

 

 更に同じ時期、同盟国であるはずの日本の哨戒機が接近したとして、韓国側の戦艦が発射前のレーダーを照射してロックオンした事案も大きな話題になった。はたして日本海で行われた北朝鮮と韓国の船同士のやり取りは禁止行為にあたる瀬取りだったのか、それとも韓国が主張する救助行為だったのか。

 

 しかし、それを上回るもっと衝撃的だった事案がこの後に起きた。日本の哨戒機が記録した映像を証拠として動画の形で政府が公開したのは、マスメディアを通すと政府の意図が正確に伝わらない編集をされると案じたからで、これは誰もが正しく有効な方法と思い、突きつけられた韓国もおそらく何も言えまいと思われたところが、なんと韓国も動画の形で反論してきたのだが、これがあまりにも稚拙な作りだったのだ。

 

 証拠にもならないどこかの海上映像、日本側映像の無断使用、おどろおどろしいBGMや効果音、これでもって日本側が低空威嚇飛行を行ったとする無理な飛躍。そもそも全体の作りが子供っぽくて、とてもプロが作ったとは思えない。こんな動画を世界に公開して恥とは思わないのか、そしてかりにも国家の政府がどんな思考基準でこんな稚拙な動画を国を代表するものとして認めたのか・・・。唖然とする。

 

 韓国をよく知っている事情通からすれば何も驚かなかったのかもしれないが、ほとんどの人々は初めて韓国の幼稚さを目の当たりにした。その上で態度を決めた。まとも相手ではなく、まともな対応をしてはならないと。昔からの宗主国だった中国は手慣れたもので、間髪入れず押さえつけており、だから韓国は何もできなかったものだが、日本は今まで遠慮し過ぎていた。それが逆効果で、つけあがった韓国は被害者ぶってカネを寄越せと何かとデモ行進を行い、圧力をかけようとし、そして安倍総理は10億円を拠出してしまった。慰安婦問題の真実を知る側からすれば安倍政権最大の失敗だったと言える。案の定全ての慰安婦には行き渡らず、残り5億円の使い道が不明なままになっている。

 

 日本政府はその後、密かに準備をすすめてこのたび、韓国への優遇措置、いわゆるホワイト国リストから除外することを閣議決定した。手始めに軍事使用可能な3つの戦略物質から手続きなくしては輸出しないことを決定した。これはパブリックコメントを寄せた大多数の人々をはじめ日本人のほとんどが称賛し、安倍政権最大の成功と言える。

 

 しかし、この決定に対して韓国同様に異を唱える一部勢力が日本国内にいることも目立ってきた。大手マスメディアとされる朝日新聞毎日新聞、そしてNHK東京新聞、これらは同じ住所に中国や韓国の新聞社の支所もあることが明らかになっており、また株や人事も中韓に抑えられているので国益よりも中益や韓益を重んじるのも当然といえる。政府がいくら「輸出規制ではなく輸出管理である」と訂正を求めても従わず、韓国政府同様に輸出規制という表現を堂々と使って読者を洗脳、誘導しようとしている。ただ今回ばかりは、笛吹けど踊らずになっているようだ。

 

 何故なら、今や国民は大手新聞やテレビだけを情報源とせず、例えばニュース記事の下のコメント欄で多数のいいねを集めているものが上位意見になっている理由を考えたり、自身も書き込んで反応を確かめたり、さらにニュース動画でも同じように人気動画が上位になったいる品質の良さ、逆に品質の悪い動画も見比べながら、日々の報道を知っているからである。

 

 このため、ひと昔前なら東大名誉教授という肩書きや、多数の著作を出版しているからとか、言論界の大物が認めたからとか、そんな色がついた人の発言なら適当な放言でも対談でも是とされていたところが、現代では発言が細かく読者に精査され、時には肩書きを傷つけたり、反対コメの集まり具合によっては世間に恥をかくようになった。思想家として名は知られる人でも、ヤフーに載った途端に、長々と話した内容を単刀直入に反対する鋭いコメに何万ものいいねが集まって上位に並ぶと、もはや今後は何も話さない方がいいとなってしまう。出版社が持ち上げていい気になっていただけで、ヤフーには絶対に掲載されたくはないだろう。

 

 まして、今の韓国に肩入れする学者やマスメディアや言論人は大多数の人々から、どんなに難しい言葉で話そうとも、本質的にはあの稚拙な反論動画のレベルと同じ幼稚な思考の持ち主と見なされていることを覚悟した方がいい。まだ気づかない人が多いようだが、周りに誰も注意してくれる人がいないのだろうか? 

 

 こうして、知の勢力図はレーダー反論動画の低レベルさを軸に左右に分けられ、大きく塗り替わった。まともな側は今はまだ肩書きはなくとも、やがて歴史にキーマンとして記録されていくだろう。日本史の教科書でも、幕末には佐幕側の知識人は現代ではほとんど無視され、開明的な人の名前しか残っていない。昭和も同様。

 

 ひと昔前に活躍していた知識人、西部邁多摩川に飛び込んで自殺し、幇助した弟子筋は可哀そうに逮捕された。3ピン対談の本も出た、渡部昇一堺屋太一竹村健一も相次いで皆亡くなった。国内ではオオモノぶっていたが、世界的にも歴史的にもコモノに過ぎないし、むしろニセモノに近い。ニセモノといえば、派遣法で国内を滅茶苦茶にしたとされる竹中平蔵や、大したことは何も言ってないのにいつも威張っている書き方をする西部傘下の佐伯啓思、またヤフコメで酷く叩かれた上記の思想家には東浩記、一時は逃走論でブームを起こしたのは浅田彰だが、逃げてもその先は行き止まりだよと姉に忠告した本田望結に論破されている始末で、今やすっかりおとなしくなっている。

 

 結論だが、もちろん知識人が絶滅して良いとは言ってない。ニセモノが横行するのではなく、むしろ良質な高度な人が輩出してほしいと思う。その流れが変わるきっかけの1つが、レーダー照射反論動画の稚拙さへの衝撃だったのではないだろうか。