人気ドラマ「カルテット」の最終回を予想する記事が多い。
はたして、ハッピーエンドになるのか、バッドエンドになるのか・・。
そこで、同じ坂元脚本で3年前に話題になった「最高の離婚」から本作を見直してこれを考えてみたい。まず共通点は、
・男性2人、女性2人の計4人。男女2組、いや2組の夫婦。
・「まき」がいる。
・長野県が出て来る。
・最後は1年後の様子で終わる。
次に「2つのドラマは何が言いたいか?」だが、これも多くの人が分からないと言う。「最高の離婚」は、インパクトのあるタイトルで確かに目立ち、瑛太と尾野の離婚への経緯も丁寧に描かれているが、それでも最高という言葉は似合わない(平凡でもないが)。
視聴者としては瑛太と尾野にヨリを戻してほしかったろう。本人たちにもそんな気持ちは少しはあった。しかし瑛太の長い手紙が長野へ送られ、長野では尾野が親戚の男の子とキャッチボールをするシーンで終わる。
「カルテット」も、軽井沢の景色で終わり、日常シーンで終わる気がする。そこに前回話題に出たリスも登場する。
東京のカップルから、家森の長い手紙が軽井沢のカップルに送られる。
家森の本当の過去から始まり、包帯で顔を巻いて幹生を見舞った話や、カラオケボックスの出会いの裏側、年老いたらまた4人で演奏したい内容など。
・・・と、自由に書けるのも今のうちだが。
前回が大人になりきれない夫婦をモチーフにしたなら、今回は夫婦にすらなれない30代の男女4人か。前回と違い今回は全員に子役時代がある点も気になる。