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例えば、カトリックの神父の独身についてはまだ続くのか? 3年前にイタリアで神父の独身制度緩和を求める嘆願書がバチカンに出された記事があったが、今も何も変わってないので却下されたのだろう。
司祭や修道職の成り手が少なくなったからといって緩和するつもりはないとの記事もあった。
独身制の理由は純潔や清貧を貫くためだという。ただ最近お寺に行くことがあり、そこの住職は妻帯者だったが、袈裟を着てイベントを行う際は厳かな雰囲気を十分に漂わせていた。
むしろ独身の方が、これは実感なのだが、教会の中で何組かの信者の夫婦たちが神父を囲んでいるのを見た時、どうにも信者の方に優越感と、神父の方に劣等感を感じた。そして別の機会に彼と話をすると確かにそれはあるみたいで、その劣等感の克服のためにあるまじき方向への誘惑に駆られることもあるという。
人間にとって誕生や結婚、死別はつきものであり、そこに明確な区別、記号をつけるべきならば宗教は確かに必要である。それを司る人は尊敬に値する。ただ内心劣等感に苛まれるのは可哀想なので、ここは緩和しても良いのではと私も思う。