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スライドギャラリー旧館3 斜めに傾いた回路図で状態を描写する部屋

 先日放映した「しくじり先生」では、カズレーザー先生が機動戦士ガンダムの当初の失敗を見事に説明していた。当時の子供たちがテレビで見慣れていた勧善懲悪もので単純に決め技で勝つロボットものとは違い、ガンダムはリアルな戦争模様や人間ドラマなどを描いたため、「期待していたものとは違う」とそっぽを向かれ、途中打ち切りになってしまった。しかし、このアニメが40年経った今でも愛され続けているのは、既存の成功例を追わなかったからであると。

 

 前回の続きでこれから展示する4つのスライドも、全く見慣れない形をしている。一見したところ回路図のようだが、それは微妙に斜めに傾き、他にどこにもないものであり、ガンダムと同様に難しく見え、皆さんがメタ哲学に期待していたものとは全然違う。そしてもう30年が経過した。

 

 このスライドで最も言いたいことを1つだけ挙げれば、タイトルの通り2つのプロセスがまるでシンメトリーのように同じ形で推移していることを発見したということである。もし私と同様にその発見に驚いて深く興味を持った人は、次のスライドも見てもらいたい。これは、プロセスをプロセスたらしめている機能について考えている。
 

 得意分野と苦手分野で態度が変わることを思い出せば、性格論なんて無意味であり、実際ユングの性格論も今やメジャーになっていない。ただ心理的な機能として考えれば非常に参考になるし、次はその機能がなぜ機能たり得るかという話になってくる。
 

 
 最後に、心機能(身機能)によるプロセスを進むのではなく、ある段階でとどまった時の状況や、ある段階にとどまらせようとする時の状況、その心機能(身機能)についてのスライドが来て今回は区切りとする。

 
 次回、いよいよ初回で予告していたメタ哲学が登場する。