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(直虎)結局、柳楽は何者だった?

 「直虎」の視聴率は現状良くはない。

 

 史実ではそろそろ高橋一生演じる小野政次が終幕を迎えるはずだが、そうすると更に視聴率は下がることは明らかなので、NHKは密かに小野の延命策を指示したらしい。

 

 そもそも史料の乏しい題材なので制作側はOKしたという。

 

 別に史実の通りを強制せずともとは思うが、それでも新しい役者の力を使って新風を吹き込むのもアリと思う。

 

 その意味で今回から登場する柳楽優弥も楽しみだったのだが、半裸で水浴びをして直虎と少しだけ会話して終わってしまった。結局何者か分からないままだった。次回以降分かっていく設定とはいえ、別に無理して登場させずとも良い印象を受ける。

 

 柳楽の「人なんて買えばいいではないか」というセリフは、聞きようによっては奴隷制である。せめて金がかかる程度の意味で良いはずだ。最終的には楽しい歌や踊りで宣伝して人が集まる展開になり、悪くはないとは思う。

 

 最後に冒頭で出た視聴率のことだが、昨日の番組で草野仁と田中みなみがビデオリサーチ社の社員へのインタビューを通じて視聴率の謎に迫っていた。それで謎が解けたか? パネラーも街の人々の誰もが「機械を置いている家を聞いたこともない」と話すため、謎は解けずむしろ深まった。

 

 関東地区で設置してある900軒のお宅とて長年置いてはいない。長い年月で計算すると、結構な数になる。なのに誰も知らない。