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異説ショー

主サイト(ツインサイバーシステム)に載せていない異説を中心に紹介します。

スターウォーズ最新作が受け継ぐべきこと

 映画「スターウォーズ」最新8作目の話題が小出しに出てくる。

 そういえば、1970年代に出た1作目が大ヒットした背景には、宇宙がまだ不明な点が多い領域だったことも挙げられよう。

 宇宙の果ての星の砂漠地帯に隠れ住む主人公をジェダイの騎士が密かに鍛え、やがて女王の使いのロボット2体が合流し、さらに自由な盗賊ハン・ソロの宇宙船に乗り込む。

 遠い宇宙のどこかで、そんな話があってもいいかもしれないと誰もが思った。やがて物語は、宇宙帝国やダースベーダー卿と主人公との父子の絡みや、ソロと女王との恋愛などの諸要素を織り交ぜ、宇宙とはいっても地球と共通の普遍的なテーマなのかなと感じさせた。

 スターウォーズの映画3部作が、実は全9部作のうちの4〜6作であることは確かだったが、あまりの商業的成功から、ダースベーダーの幼年期から始まる1〜3作が映画化される。それも興行的には良かったかもしれないが、この辺りからどうも迷走を感じた。

 すでに現実の時代は宇宙にファンタジーを求めなくなっていた。火星や金星どころか月に移住する気もない。そんな中で遠い宇宙の物語とは言われても、違和感が増すだけであり、むしろあらすじの意図や背景の方が気になる。何より主人公アナキンをダースベーダーにしなければならないためその転落という最後が後味悪い。

 ここまで書いて思ったが、結局現在の7〜9作はこの後味の悪さが原因で作った部分が大きいのではないか。

 現代にスターウォーズという、設定があまりに限定的な宇宙の話を出す意義がどうも理解できず、7作目は見ないことにした。9作まで出たら見るかもしれないが、多分たいした感想はないだろう。売れれば良いというだけの話ならそうかもしれない。

 そもそもスターウォーズは当時としては画期的な、革命的な作品だった点を評価しているので、その革新性をこそ今の時代の監督は受け継いでほしい。