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戦後日本の躍進とドラえもん

 人気漫画「ドラえもん」。各キャラクターの説明は今さら言うまでもないだろう。

 

 だから書きやすい。

 

 よく例えられるのは「ジャイアン」をアメリカに、「のび太」を日本と見る方法。

 

 確かに敗戦直後はそうだったかもしれない。

 

 「スネ夫」はヨーロッパか。

 

 しかし、ドラえもんの「四次元ポケット」から出て来る数々の“アイデア”や“技術”(=電化製品やクルマなど)のお陰で日本は高度成長を迎える。ただし調子に乗ったのび太を必ず失敗させ、(増長するなよ)と、この漫画は教える。

 

 いま話題の「日本会議」の面々は、最終的に日本国憲法改憲を目論んでおり、それは憲法第9条を改めて自衛隊を軍隊としてアメリカの傀儡から脱し、日本を真の独立国にしようとする。

 

 それを今回妨げた形になる籠池理事長には恫喝めいたメールが送られているという記事があった。

 

 ・・・日本を「ジャイアン」にしたい訳である。

 

 一方、中国や韓国などは日本をいつまでも弱弱しい「のび太」にして、「ジャイアン」を中国、「スネ夫」を韓国にしたい。しかし‥、

 

 日本は昔から技術に長け、その意味では日本が「ドラえもん」であり、このポケットに助けられている意味では「のび太」が中国韓国になる。

 

 また、日本のエリート官僚は日本を「スネ夫」にして、アメリカを「ジャイアン」、中国や北朝鮮を「のび太」にしようとする。

 

 はたして、日本は「のび太」か、「ドラえもん」か、「ジャイアン」に向かうべきか、「スネ夫」に向かうべきか。

 

 敗戦直後の日本は確かに焼野原の中、多くの人々が「のび太」だった。そこへ家電メーカーや自動車メーカーが「ドラえもん」となって、「ジャイアン」から守った。

 

 高度成長期の日本は世界第2位の経済大国になったと言われ、「スネ夫」になった気分だった。

 

 「ジャイアン」になる道もあったが、湾岸戦争ではカネだけを出してヒトを出さず、結果「スネ夫」のままに甘んじた。

 

 今はもう、スマホもパソコンも外国に負けており、東芝やシャープが傾き、「ドラえもん」ではなくなってきている。

 

 では「のび太」か?

 

 トランプ大統領が「ジャイアン」なら「スネ夫」の道もあるが。

 

 結論としては、「どれでもない」とか「出木杉」や「しずか」等も考察の範囲に入れよ、としたい。