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共産党候補が支える日本の民主主義はもういい

 赤旗の発行部数が減って共産党が弱体化し、現在は資産売却していっているという記事があった。結構なことだ。前から思っていたことだが、初めから勝敗が決まりきっているのに、全国の国や地方の選挙に共産党候補がいるからいちおう対立ができた形になって日本の民主主義が成り立っていることがおかしくて仕様がなかった。まるでクニか自民党からカネをもらってんじゃないかとまで疑ったほどだ。

 そうではないにしても、もう対立候補共産党だけの選挙はやめてほしいし、そんな時代ではない。ソ連はロシアになって、中国も東欧もキューバも変わり、北朝鮮も・・という中、いつまでも共産主義を掲げても何の見込みもない。むしろこれからの時代にふさわしい新しい対立軸に道を譲るべきである。

 では何?となるが、その前にマルクスが依拠したヘーゲル哲学の弁証法を思い出してほしい。教科書に載っていた、あの「正ー反ー合」という3段階だ。この公式があるため、社会党共産党自民党に「反対のための反対」を行い、民進党もそうだが、朝日新聞テレビ朝日も公平性や中立性を出そうと全面賛成せずアンチテーゼ、すなわち対立意見も載せる。

 王権や独裁など権力の暴走という危険を防ぐ意味での民主主義にあっては、このような対立図式がどうしても必要というならそれでもいい。しかし現代に共産主義というものはもういい。

 では何か? そこに循環型経済があってもいいのではないか? 直線型経済は従来の資源枯渇や環境汚染を招くが、大量生産大量消費や、巨大な広告メディアをようする。かたや循環型経済は、リサイクル可能な素材で製品をつくったり、生産者と消費者が分かれてはなく、各自が循環の中の送り手と受け手になるシステムである。マイノリティも重視する。

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