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変革は局地戦から

  時々歴史パターンに触れるが、現代をまだ変革期と思ってない人が多い。

 

  第15代宮澤首相が敗れて自民党が下野した時からもう30年が経つ。

 

  その間に景気は上がらず、政権交代や大地震、海外では戦争、さらに人類削減計画(グレートリセット)を唱えるユダヤ人たちが跋扈(ばっこ)している。

 

  そのおかしな事態を異常と思わず、一見平和な身近な日常から実は現代が歴史パターン通りに推移していることに気付いてない。

 

  革命の「革」の字が動物の季節変わりの時の換毛から来ているように、まだ知られてない生物群の自己保存本能から歴史の自浄作用はある。

 

  まず、長期権力は必ず腐敗するし、自民党とて例外ではない。

 

  次に各地で反乱や暴動が起きる。

 

  そして全国規模ではない局地戦での逆転が各地で起きる。

 

  やがて対抗勢力が大きくなり、中には旧勢力を強襲して破壊する者も出て来る。

 

  そこで止まるのが今までだった。小沢一郎細川護煕鳩山由紀夫らはそこ止まりで、最終勝利者ではない。

 

  後白河法皇平清盛後醍醐天皇新田義貞らに当たる。

 

  ここで大事になってくるのは次の時代のためのグランドデザインである。

 

  日本では主に海外から取り寄せていたが、ヨーロッパでは哲学思想で3段階目を踏んでいた。

 

  現代もそうすべきである。

 

  何故ならもはや見習うべき外国がないからで、今さら中国や欧米に目を向けても新規さはない。

 

  れいわ新選組をはじめ反自民党勢力にそれがないから推進力に欠ける。

 

  橋本龍太郎は自説を採り入れて若干3段階目となったが、反革命を招いてしまった。

 

  悪名高い岸田現総理はそこだけは気付いて、新しい資本主義を口だけ唱えてみたが、全く中身を伴わず、低空飛行が続いている。

 

  泉房穂は何を思ったか小沢一郎と組んでしまったが、これは後白河法皇と組んだ源義経や、後醍醐天皇についた楠木正成のように失敗する。

 

  グランドデザインの必要性に気付いてようやく歴史は収束方向に向かう。

 

  最終勝利者は日本初の大統領になるだろう。それを補佐する4段階目のコーディネーター(調整者)の登場が待たれる。

 

  源頼朝北条時政足利尊氏足利直義徳川家康本多正信鳩山一郎三木武吉のように。

 

  ちなみにロシアはゴルバチョフ(対立型)、エリツィン(破壊型)、プーチン(創造型)と順調だが、こちらも4段階目と5段階目がまだ見えてない。

 

  どの変革期も30年以上は続いているが終わりがない訳ではない。

 

  歴史法則に気付いて法則通りにやれば良くなる。

 

  それは決して大規模な戦争ではない。

 

  源義朝平清盛が戦った平治の乱だって京都の片隅で行われた小規模だが重要な戦いだった。

 

  局地戦でいいのだ。

 

  しかし最終的には新vs旧との大決戦が行われる。壬申の乱関ヶ原のように。

 

  昨日、大阪府大東市で維新の候補者が負けた。吉村知事や万博の行方を大きく左右しそうである。

 

  れいわ新選組は評判だが、名前が欠点であり、幕末の新選組になぞらえなくてよい。

 

  善政党に改名するよう何度も促しているが、山本太郎は出演したドラマが忘れられないのかずっと変えないでいる。

 

  支持者もマトモな人が多いが、党名が物足りないことは認めているコメを見掛ける。

 

  

 

  

社会にも睡眠は必要

  病気や怪我の特効薬があっても、睡眠がなければ十分に効く訳がない。

 

  本論でいうところの機能C(反応系)が働かない。睡眠は機能Cを止めて、機能X(正確にはXux)のままでいることである。

 

  思考(機能L)もしない。

 

  以上は衣の話だが、食的には違う。

 

  食べて取り込み、エネルギーや筋肉に変える。V→X, Ca, Xuである。

 

  経済でいえば、各財を行き渡らせ、国民や法人に活力を与える政策となる。

 

  失業者は少なくして、有望な産業に集め、昇給の期待と道筋を与える。

 

  ここで邪魔なのは一部の欲張りや無能が判断ミスで悪人をのさばらせることである。  

 

  それは国内政治に限らない。国際政治でも公正さは求められる。

 

  その上で住に話を移す。

 

  会合や遭遇は大事だが、悪友や悪人との交流は不要なので止める。

 

  権利と義務を見直して正すことこそ住の睡眠である。住の睡眠をとることにより、自由権や義務が整えられた後に会合や遭遇を行えば、適切な社会となる。

 

唯一無二の解答

  Xでは国のおかしさを憂える投稿に同意していいねをつけている。

 

  マトモな感覚の投稿主が多く、逆に国を擁護する投稿は言葉遣いが乱暴で失礼なものが多い。それぞれフォローとブロックで対応した。

 

 しかし、ここから先の段階で私は孤立する。例えば、

 

・消費税廃止をしつこく投稿するのは単なる野党関係者の意地からじゃないのか?  大事なのは可処分所得(手取り)が増えることなので、消費税だけ廃止しても経済効果は小さい。

 

・選挙に行こうと唱えるだけの投稿も、その前に有権者が投票したくなるような魅力的な政策や思想、即ちグランドデザインを打ち出し検討すべきで、近代革命は哲学思想があったから成功した。

 

・要は何でも反対して国を滅ぼすアナーキーな投稿は、無政府主義というよりも他国の工作員ではないか? その証拠に私の建設的な投稿には見向きもせずひたすら国への悪口に終始している。

 

  …まだまだあるが、これらの疑問を直接Xに投稿すると反自民の段階まででも交流できなくなるので、ここにいちおう書くことにした。

 

  建設的な投稿に理解ある人も中にはいるのではないかと思い、例えばグランドデザインで検索して近づいてみるも反応無し。

 

 現役の野党議員も無し。山本太郎泉房穂も人気こそあれ、負けず嫌いなだけだから以上の真意も理解できず、まとまることもしないのではないだろうか?

 

  多様性社会とは言われるが、正しいことは大概1つだけであり、そんなにブレない。まず、

 

・長期権力は腐る。

・愚か者が権力握ると腐る。

・腐ると歴史上は自浄作用が働く。

 

  …だから国を批判する投稿とここまでは気が合う。

 

・グランドデザインは小手先のものでも感情的なものでもダメであり、広く哲学思想に基づいて新しいものを打ち立てるべき。

 

・それを心ある者は検討して活用するべき。

 

・その上でクラッシュ&ビルドを行えばいいだけ。

 

  …それが出来ない。

現代版十字軍の敗北

  実は私は幼児クリスチャンで、洗礼名はクレルヴォーのベルナルドゥスという。15歳頃まではほぼ毎週ミサに行き、若者の集まりに参加し、聖書は新約旧約とも読んだので一通り知識はある方である。

 

  なぜ離れたか? 理由はいずれ書くかもしれないが、多くの人とそこはあまり違わないと思う。今回ふと思い出したのは、昨今の世界情勢を見る上で、キリスト教がある視点を提供すると思えたからで、それはツィッター(現X)の量では収まらないのでブログに切り替えた。

 

  まず、上述したクレルヴォー(修道院)のベルナルドゥスについては、日本では知名度が低いが、フランスの大聖人でヨーロッパでは知らない人の方が少ない。英語読みだとバーナード、犬の名前でセント・バーナードもある。

 

  頭が良くて論争に強く、異端者に論じ勝ち、人気が高く、著書も多い。そんなベルナルドゥスをバチカンも頼りにして、第2回十字軍の招集を彼に呼び掛けさせた。その効果は絶大で、ヨーロッパ中の王侯貴族が応じて一大軍勢となり、聖地奪還を唱えてエルサレムを目指した。

 

  その結果はどうだったか? 社会科で習った通り、計10回の十字軍遠征は第1回こそ勝ったものの、第2回以降は負け続けた。当然ベルナルドゥスも落胆した。なぜ失敗したのか? 敗因は軍内の規律の乱れにあるとしたそうだが、それは神の罰となるのだろうか?

 

  やがて十字軍は呼び掛けられなくなり、逆にイスラムに学ぶべきところは学ぼうと変わり、ルネサンスの芸術やガリレオら科学が勃興するようになった。

 

  その後、世界は欧米がリードするようになったが、それで終わった訳ではない。ロシアとヨーロッパの間にあるウクライナをめぐって、今や戦争が3年も続いている。

 

  西側のNATOとは何か? EUの軍事版がNATOとのことだが、それはまさしく現代の十字軍ではないのか?

 

  更に中東では、イスラエル軍によるガザ市民への大量虐殺が問題になっているが、これも聖地奪還を旗印とする十字軍と重なる。

 

  重要なことは、どちらの現代版十字軍もうまくいってなく、まるで第2回十字軍のように敗れかけている。

 

   ベルナルドゥスならば何と言うだろうか?

 

  例えコンセプトが良くてヨーロッパ中がまとまっても、絶対に勝利するとは限らないのである。神はキリスト教だけに微笑むわけではない。敵側にも神が認めるに足る条件が揃えば、勝利の栄光を与えられる。

 

  日本に布教に来たザビエルが返答に窮したのもまさにそこで、「オラのご先祖さまたちは立派だったのに天国に行けないのはおかしい」と猛抗議された。

 

  キリスト教組織の一員になっても悪い人はいるし、事実様々な問題が噴出している。そこは今回あえて具体的には触れないけれども、より広く道義的に倫理的に正しいか否かという視点を持たなければならない。

 

  その意味で、ウクライナ問題は2014年の約束を反古にしたと主張するロシアの言い分が正しければ、たとえ現代版十字軍とて正当性は失うし、ガザだって何の罪もない市民を巻き添えにした虐殺は世界中の非難を受けて当然である。

 

  それでは、現代版第2回十字軍の敗北後どうなるのか?

 

  過去の例と同じく第3回、第4回としつこく続くか?

 

  それとも、これも過去例通りだが十字軍を諦めて別の道、つまりBRICSを認めて路線変更をするか?

 

  日本のネット上では盛んにユダヤシオニスト陰謀論が流れているけれども、日本人にウケやすい言葉や狭い範囲の知識の中だけでは論じられる話も自ずと限られてくる。

 

  たまたま私は少し広い知識があるので、これらの議論に深入りせず見ることができ、このようにベルナルドゥスや十字軍をキーワードにしている。

 

 ただし読み手はほぼいない。スルーされ、なかったことにされる。そして、どの問題もそうだが解決はしない。誰もが負けず嫌いで自分が一番と思っているので、こんな話を目にしても無視する。まとまらない。

 

  

今宵の替え歌5曲

 

 イスラエルのガザ空爆には腹が立つ! 腹は立つが止められない。思いが高じると歌ができる。

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 岸田総理の闇パーティー疑惑


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  松野前官房長官の公金横領にはこの歌
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  吉村知事には2つ作った。


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  喜んで貰えて良かった。


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片隅のインフルエンサー

 最近はXの使用もワケあって制限するようになった。

 

  きっかけは政治川柳の遅松さんで、一句投稿すると必ず返歌をつくってくる。面白いものも多い。

 

  しかし忙しい日常でそうそう句などつくれないし、所詮は風刺に過ぎず現実は変わらない。

 

  ただ返歌をすることは礼儀でもある。毎回作ってたデーブ・スペクターXへのダジャレも、いいねを付けてくれる人には都度いいねを返すようにした。

 

  人としてマトモな気もした。

 

  そんな中、欠かさずいいねを付けていた反自民の投稿を改めて見直すと、こちらの投稿にいいねを付けてくれない事が気になった。

 

  たまのダジャレがウザいからミュートしたのか、違う。

 

  かつての自分同様、他人が一方的にいいねを付けてくれるものだと思っているのだ。

 

 これでは教祖と信者であり、読むには読んでも放っておくことにした。

 

  思考パターンもわかったし、新しいアイデアも見当たらず、私より優れた内容でもない。

 

  放置して数日、目に見えて投稿が減ってきたように思う。

 

  無言でフッた交際でもないのでここに理由を書いた次第である。

 

反自民垢は進化するべき

  八王子市長選挙自民党候補が勝ったことにショックを受けている声が多い。しかもカルトとの癒着が明らかな萩生田光一の地元。

 

  投票率が40%と低かったからで、残り6割の市民が投票すれば組織票に勝ったという声もあるがどうだろう。

 

  長年の悪政や重税から私も反自民だが、①「投票に行きましょう」とただ呼び掛けを行うだけな投稿はしない。まず投票先を明らかにした上でここに投票してくださいと言うべきである。

 

  具体的な投票先を指定せず、国民のための野党、②例えばれいわ新選組共産党社民党、一部立憲民主党に投じることを勧める呼び掛けがXには多い。

 

 それでは反自民票が分散して自民に勝てないではないかと思う。彼らは一見マトモなカッコ良いことを言ってるようで、ただの敗北主義者の愚か者ではないのか?

 

  それでもフォロワー数やいいね数は結構多い。なのに実際の選挙では組織票に負ける。これを繰り返せば政治がイヤになってますます無投票が増える。

 

  もう1つ彼らの特徴として、③野党に政権交代させて、駄目ならまた他の野党が政権交代する事こそが民主主義、というものがある。

 

  無駄過ぎる。しっかりとした定見をもって選挙に勝ち、責任を持って国を良くする。不安定な民主主義を守ることを主目的にしてはならない。

 

  そんなくだらないことを言うから腐れ自民もまだもっている。

 

  さらに正解を言えば、しっかりとした定見に先立って、しっかりとした理論や哲学の選択がある。この段階を経ずに投票を呼び掛けたってポピュリズムで失敗する。

 

  なぜ正解を行わないのか? 知らないだけ? いや、彼らも考えた上でそれを選ばない。この文を読んだって上から目線で馬鹿にする読者が大半だろう。それは分かっている。

 

  しかし、あなた方よりも広範囲な読書幅と経験の上でこちらも自信を持っている。先日書いた通り楯の会から中核派まで様々な真逆を知っている。哲学史の見方にも自信がある。

 

  その上で言うと、日本は大統領制にするべきである。大統領候補が責任を持って考え、側近を選び、政治を変えていく。

 

  時々書く通り私の産業9分類から橋龍は1府12省庁に再編したが、このときただ官邸の力を強化しただけだから後の小泉安倍の暴政につながった。大統領選挙を行えば民意で小泉安倍を引き摺り降ろせるし、対抗馬の大統領候補が当選し得る。

 

  そして、皇室は京都御所に戻っていただく。今の天皇陛下は資質的に大丈夫としても、次の代から激務に耐えられるのか? 元々は皇統の維持だけが主目的なのだから、不慣れな国際交流や不要な儀式に参加せずともよい。

 

  空いた旧江戸城に大統領府を置き、最新のシステムと理論を採り入れた建築を行う。これにより、対米従属が改まり対等な対話が始まる。省庁再編の時に橋龍が大蔵省を財務省に改名させても強大だった財務官僚を抑え付けられる。東大法学部卒でマクロ経済学を知らない財政(ザイム真理教)が良くなる。

 

  関西も、維新の会による数々のショック・ドクトリン(万博やF1、カジノ)を行わずとも、皇室が京都に帰ってきただけで盛り上がり、活気を取り戻す。

 

  これらの解決法は、旧来の自民党支持者には既得権益の崩壊を伴うので受け入れられず、反自民側の方に受け入れてほしいと思う。

 

  ただ上記①②③の固執を取り除かなければ前に進まない。その盲従を持たない反自民の垢が1つでもあるかというと、現状誰もいない。だから日本はちっとも良くならない。