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東京の開発にかかる暗雲

 東京オリンピックに絡んで、イギリスの新聞がキナ臭いニュースを報じていた。日本の招致委員会が多額の賄賂を行ったというのだ。日本側は否定しているが、エンブレムの時に敵に回ったベルギーはそうとう強力だったことは記憶に新しい。ナメて初動を誤らないことだ。

 このブログの第1番目に載せた「東京30年周期説」は、明治以来の東京がなぜか30年で区切られること、そして開発に絡み大きな疑獄事件も30年ごとに起きていることが骨子だった。説は1989年の本に掲載され、ちょうど東京副都心再開発や自民党竹下政権のリクルート事件が話題だった。

 そして30年後の今、2020年東京オリンピックがあり、冒頭の賄賂疑惑が報じられている。森元総理周辺は大丈夫か? 舛添都知事の公費問題も狙われてる感がある。新スタジアムの建設費をはじめ、費用総額が当初の4倍というニュースもあった。

 周期説が当たってしまう背景の1つには、人間の変わらぬ業(ごう)がある。あと様々な偶然のファクターもあり、東京でオリンピックが開催される選考も30年とは何も関係はないはずだが、ここに本ブログが紹介した他の周期説(企業の寿命30年や日本の15年など)も絡み、今後しばらくは否応なしに疑獄事件の傷口は広がっていくと思う。