「亀の前事件」が意外に詳細に描かれていて面白かった。
そもそもの「後妻打ち(うわなりうち)」という慣習では門付近を少し壊す程度だったのが、何故あんなに館まるごと打ち壊し焼くまでに至ったのか?
通説では、それだけ政子の嫉妬が大きかったからという。
いや、政子に加えて父親の北条時政まで伊豆に帰る事態となったから、これは北条一族全体による計算、つまり鎌倉での重要性を改めて周囲に印象づけるためという説もあった。
記録によれば、時政はいつの間にか復帰して政子は正室、亀の前は側室で落ち着いたとあるが、次回はいちおうそこも詳細に描くのだろう。
どう描くかは期待している。
何せ、館を全壊させた真犯人が義経一党(特に弁慶)という三谷氏の独自解釈は非常に新鮮で納得がいったから。
その伏線として、義経の義姉への親しみがあったのか。今まで何の証拠もない無駄なディスりと思っていたが。
こうなると、義経の最後も今回同様にいろいろ巻き込まれて悲劇的になるのだろうと推測される。
頭の中でつながる新解釈は、たとえ科学的裏付けが難しいものでも、知っていれば知っているほど、次の発想や選択に貢献するので今後も多読や乱読は続けていきたい。
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