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(ドクターホワイト) 北朝鮮への対応も“誤診”に注意!

 本日初回。

 

 記憶喪失だが医療知識だけはあるという主人公を浜辺美波が演じる。

 

 そんな事例が実際あるのか分からないが、舞台となる病院では手術ミスや誤診がままある。

 

 今回は患者に脳動脈瘤という持病があるため、倒れて激しく痙攣したことからそれが発症したと病院は“誤診”した。

 

 主治医がリスクの高い開頭手術を行うと決めて周囲に指示し、助手がバリカンを手にしてまさに患者の頭髪を剃ろうとする瞬間、

 

 駆けつけた主人公が「B12欠乏症」(患者は肉を食べないベジタリアンでピロリ菌保持による胃炎で消化不良)による諸症状だと正確な診断を述べ、手術は中止となった。

 

 ドクターXのように外科手術を行うのではなく、症状や検査から診断を下すのみの主人公を中心とする医療ドラマ。

 

 視聴中いろいろ考えさせられる部分が多かった。日常業務でも確認不足から“誤診”するケースがあるし、“誤診”に基づくから逆に結果が悪くなる対応もあり、“誤診”を広める噂や風説もよくある。

 

 ではどうすれば正しく診断できるのか?

 

 正確な知識、豊富な知識、冷静な観察、先入観なしの観察。確かに知識や教養がない人、知識や教養をバカにする人、よく観察しない、確認しない人は誤診が多い。

 

 先日の北朝鮮のミサイルも、1発目と2発目は発射場所と角度から中国へ向けた食糧援助を求めるメッセージで、14日の3発目だけは中国ではなくアメリカの技術を使ったものだと昨夜の動画で篠原常一郎氏が明かしたが、他のどの国内メディアもそんな事には触れてなく、ヤフコメも中露からの技術だとか、日本への脅しだとか、遺憾ばかり言わず核防衛すべきとか書き込むものが多かった。

 

 篠原氏は発信する以上“誤診”には細心の注意を払い、3発目の意味についてはまだ明言を避けていた。二股外交する国を経由してアメリカの技術が北朝鮮に渡ったかもしれないとか、中国や北朝鮮は日米と違って基礎研究を積み上げた上での技術ではないとか興味深い指摘をしていた。それにしても、ほとんどの人は平気で“誤診”している訳だ。

 

※筆者は別に篠原氏の信奉者ではなく、あるとき氏がホワイトボードに「経綸」と書いた後ケイロンと振り仮名をつけた時はすぐに正しくはケイリンとコメントした。氏はまだ覚えているはずだ。

 

 そういえばドラマでやたら声を荒げる医者がいたが、他の職場にも当然いるし、概してレベルは低い。ただ何を評価してか脅されてか給料は高かったりする。

 

 初回最後に主人公の謎の解明が一歩進んだ。どうやら医院長の優秀な(現在失踪中の)息子が関係しているらしい。次回も見たくなった。