草分け中

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メインサイトのタイトル変更

    試行錯誤中のタイトル名だが、今回新たに「状態と機能の話」に変更した。

 

    この2つでセットなので今のところ良いと思う。

 

  まず状態という言葉だが、“◯◯タイプ”や“~座は◯◯な性格”という固定に昔から違和感があり、むしろ「~な状態」とした方が変更の余地がある。ある分野(対象)に対してB型のように「不真面目な(または未熟な)状態」ならば、やがてA型のように「真面目な(習熟した)」状態に変わり得る。

 

  筑摩書房「命題コレクション社会学」で知った話だが、晩年のパーソンズも状態という言葉に関心を持ったらしい。途中経過でもよいから詳細を知りたいものである。

 

  次に機能という言葉、こちらの方がよく使われ、機械だけでなく人間にも脳をはじめ様々な機能の働きが知られている。精神面では心理学者ユングの主著「タイプ論」にも心理機能という言葉が出てくるが、一般には“性格”の方が広まっており、心理機能はあまり重視されていない。

 

  私はユングの師匠筋のフロイトや先輩のアドラーを含め7つの心機能にまとめた。

 

  (状態の方は哲学や経済学、社会学の大家をまとめた)

 

  その7つの機能が関与して人間の状態を変えていく。どんな状態にも変えられるかというと個人差があり限界もあるが、その点で“心機能”と言うよりは実は“身機能”と言った方が正しい。実際に生きて動いているのは身機能の機能で、その働きで変化したり現れた現象が“状態”である。

 

  だから7つの身機能を良くすれば状態も良くなる。体のトレーニングや頭のトレーニング、休息や食事、環境や着衣、交際も含め。

 

  更に後半では各身機能同士の裏の法則に踏み込み、ゆくゆくは循環型経済につながっていく。資源の乱掘や投棄による環境破壊がないだけでなく、知的にも政治的にも循環がある。

 

  その全体を知れば社会制度設計にも貢献できると思う。現状では誰も新しい大系などまっぴらと思っている人が多いようだが。

 

 


状態と機能の話 – 次段階の状態に展開させる機能とは何か⁉