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メタ哲創世記のスライド(日本神話追加)

 作成中の巨編スライド、「メタ哲学者の創世記」に日本神話を追加した。前回は聖書や科学、中国神話などがメインだったが、日本神話もけっこう侮(あなど)れない。知れば知るほど奥深さに驚愕する。尚、五柱の別天津神(ことあまつかみ)の次は神代七代、聖書でも生き物が登場するので、乞うご期待。

 

 
 ブログでは、いわゆる「造化三神」中の最初の2神まで先日書いたが、3番目に登場したカミムスビは、上記スライドでも指摘した通り高次のタカミムスビよりは低次の働きを行い、自我と意識との循環の部分に当たる。だから日本神話では、スサノオノミコトオオクニヌシノミコトの話に関わってきたり、エピソードが多い。天地開闢の時にすぐに三神とも消えたはずが、「ああ困った、どうしよう」という思いに応えて割りとすぐに登場する。
 
 ちなみにタカミムスビの出番は天孫降臨を企画指示したり、オモイカネ(知恵と思索の神)の親だったりと少なく、最初のアメノミナカヌシとなると全くない。しかし、どの研究者も重要視しており、このスライドでも五柱の真ん中の主体に位置づけた。
 
 4番目のウマシアシカビヒコヂも記述が少ない神で、一般には活力の神とされる。
古事記』では、造化三神が現れた後、まだ地上世界が水に浮かぶ脂のようで、クラゲのように混沌と漂っていたときに、葦が芽を吹くように萌え伸びるものによって成った神としている。すなわち4番目の神である。(ウィキペディアより引用)
 スライドでは、ここに物質より先にできたと思われる普遍定数に相当すると考えた。
 
 5番目に物質宇宙そのもののアメノトコタチが現れる段階となる。