今まで見てきた状態は、「衣食住」という言葉で言えば衣の世界に限ったものであり、食の世界や住の世界はまた別にまとめることができるのではないか?
…ということで、今回は食の状態に関するスライドを展示する。
11.食の状態の対称性 from reigan_s
12.食の心機能(=身体) from reigan_s
13.食の操縦と信号の対応 from reigan_s
この中で最も好きな箇所は3つめのスライド内にある「商品」と「道具」の対称性である。商品といえばマルクス経済学が重視して“労働も商品である”と言ったり、道具といえば通説では人間特有と言ったりしているが、両者を並列する学説は今までなかった。
しかし、対象の二面性を衣の「様相/物体」に対する食の「資産/資材」として見直すと、対象の資産的側面を強化したものが商品であり、対象の資材的側面を強化したものが道具であることは明白である。
あと、次々回に掲載するが、衣が哲学史を網羅したことと同様に、食は経済学、住は社会学を網羅している。したがって今回の表題をメタ哲学と並ぶメタ経済学の世界とした。