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学校教育に戦術の詳細を加えるべき

 偉人や英雄の伝記を読む他に、過去の戦記を知ることも有益である。

 

 勝った方の戦術がいかに正しかったか? 敗れた方の間違いは現在にどう参考になるか? 知ると知らないとでは実際的な思考に影響の差が出ると思う。

 

 戦術を説いた本は図書館で無料で読むこともできるし、書店やアマゾンにも手頃な値段で売られている。またウィキペディアにもたいていの戦いは詳しく載っている。

 

 誰の戦術がどう良いかという話はここでは割愛する。読めばその魅力や凄さが分かる。ブログで説くものではないし、多くは図面が必要である。

 

 ただやはり、戦術家としてはアレクサンダーやハンニバル韓信モルトケロンメル、ナポレオン、バトゥ、秋山真之などは一流であり、誰もが常識として知っていなければならない。

 

 もちろん現代の戦争とは技術も環境も異なるけれども、どの分野にも通じる真実が多い。学校教育でも、「カンナエの戦い」や「関が原の合戦」、「ワーテルローの戦い」などは教えたっていい。そこで生徒は、ワーテルローの指示待ち姿勢による敗北を教訓にする。

 

 戦術教育は、個人の天才の能力の育成というより、高度な戦術を用いる凡人の勇気こそ育まれると思う。