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次の都知事にふさわしいタイプは?

  舛添都知事の不信任決議が今日可決する見通しだが、次の首長には誰が、どんなタイプがなるのか? 

 「東京を世界一の都市にするためもう少しやらせてくれ」と今さら言い出し、確かに東京はロンドン、パリ、ニューヨークに並ぶ世界有数の都市のため、公費で「クレヨンしんちゃん」を買うという伝説を世界に流してしまっている。これからも何が出てくるか分からず、文春も何かつかんでいるかもしれないが、これ以上少しでもとどめる訳にはいかないだろう。

 都庁役人の上に立つ都知事のタイプは、近年では次のように分けられる。

  A  与党に担がれる役人出身者(鈴木俊一、石原信雄候補
  B  与党に担がれる元文化人(石原慎太郎猪瀬直樹舛添要一
  C  野党に担がれる元文化人(美濃部亮吉
  D  与野党勢力から離れた元文化人(青島幸男

 順番でいくと、C→A→D→Bの順だが、不思議なことに近年は政党政治家出身者がいない。東京では議員から知事にはなりにくいのか。元文化人が多いのは、実務は都庁役人が行い、シンボル的な業務を都知事が行うと分担しているからだろう。

 で、現在アイドルの櫻井翔父親の官僚の名前が取り沙汰されているが、これは久々のAタイプで、このタイプの弱点である地味さをカバーして選挙に臨むということだろう。Bタイプそのものに限界を感じているのかもしれない。

 表題の回答だが、近年のA〜Dでふさわしい人材がいなければ、五輪で騒がしい中しばらくシンボルは不要なので、実務重視のプロ政治家が立候補して大会に臨めばいいと思う。