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家に2台以上テレビがある時代の視聴率・・・

 視聴率について疑問を持つ人は多い。「本当に家のテレビに機械をつけてるの?」「守秘義務があるとは言え、つけてる話を聞いたことがない」「○○県はゼロなので視聴率は関係ない」

 同じ疑問をもつ人がネット上にも多く、時々読んでいるが一応「過去に設置したことがある」という書き込みもあるので、ビデオリサーチ社が機械を設置していることは確かなようだ。

 なぜ今そんな事を疑ったかというと、昨夜の「僕のヤバイ妻」の視聴率が7話の9%から8話では7%に落ち込んだからだ。7話の「最期の晩餐」シーンはネット上では大いに盛り上がったという記事もあり、その流れでは当然8話がそんなに落ちる訳ないと思われた。しかしこの結果・・。確かに予想通り北里杏奈は死んでなかったし7話ほど面白くなかった。

 「メディアのニュースでは内容云々よりも視聴率ばかり報道する」という一般からの批判が多いけれども、そんなに視聴率を気にするのはスポンサーに向いているからという理由も分からないでもないが、まるで権力を持った誰かがドラマ製作者へ行う判定がそのまま反映して、ヤバ妻が7%となったような気がした。「もっと面白い展開にすべきだ」と。

 その他、よく言われている視聴率調査への批判として、「昔と違い録画して見る人も多いはず」や、「ネット動画で海外のドラマを見ている人が増えた」等もあり、視聴率に意味はないことは浸透してきている。

 また、昔と違い今はリビングにテレビが1台あるだけでなく、書斎にも子供部屋にもある。調査用の機械がリビングにあっても、見ている人は主婦のみで、夫や子供は各部屋に分かれて他の番組を見ているケースもあるだろう。

 したがって、テレビ視聴の実態を本当に知りたいなら、全国の全てのテレビの中に機械をつけてオンラインで集計するべきだろう。それが技術的にできるのにしないのは何故か。建前上はどこかに数百台設置していることにして客観的な統計を装いたいのだろう。

 企業がスポンサーとなって番組を作る今のテレビの仕組みが続く限り視聴率調査の報道もある訳だが、主サイトの循環型システムのように他の形もあり得る。

 と言うか、その本当かどうか怪しい数値に力があり過ぎ、ドラマが途中で打ち切られたり、広告収入が激減したりする。その一方で、たいして面白くないという声がネット上では多くても視聴率が高いケースもある。

 怪しい数値といえば先日のカラオケバトルも、99.7点や99.8点の勝負を制して城(きずき)南海が100.0点を出して優勝した。本当に機械の判定なのか? 番組的に目新しさを出そうとして、過去の優勝者たちさえ出したことのない100点を使ったのではないか?

 最後に、週刊誌で「笑点」の裏側を特集していたが、やはり大喜利は落語家たちの即興ではなく、放送作家たち10人がネタを持ち寄って題材や回答を決めていた。ガチンコの部分もあるが、演出も何割かなければ成り立たないことは確かだ。

 そして、司会を昇太にして、穴埋めに実力より見た目の良い三平を選んだのも、上の方にいるごく一部の決裁者の力によると思う。