易は八卦まではまだ単純だが、六十四卦になると複雑怪奇な印象を受ける。古代中国人が適当に八卦×八卦をまとめただけなのか、それとも長年の人生経験からまとめられた真理なのか?
六十四卦を説く本やサイトは実際多い。その多くは占いとしての易経からきているが、私は安岡正篤先生の「易と人生哲学」を全面的に参考にすることにした。ここでは「真の易は占わず」とはっきり述べられている。
そして現在、実験的に六十四卦をタイバネティックス式に再解読していっている。六十四卦の全てが該当する自信がないため、あえて「積卦」という造語をまずは使用してみよう。
今日はメインサイト「タイバネティックスの講義録」に2つ記事をアップした。その裏解説をこちらに掲載する。まずは1番目の「天命とビジョン」から。
積卦編1 天命とビジョン from reigan_s
結論から言うと、六十四卦とタイバネティックスとは何ら無理なくすり合わせることができそうである。ということは、今まで述べてきた八卦の加熱冷却式の並べ替えからプレートとの合致まで、全て間違っていないことになる。
ただ読者は、“講義録”第1講から第18講までを読まずして積卦の魅力は分からないはずで、置いてけぼりを食らってしまう。それでも、次へ進むことにする。今度は「自助努力と謙虚さ」について。
積卦編2 自助努力と謙虚さ from reigan_s
つくっている私自身、非常に驚いている。この驚きを後日、必ずもっと分かりやすく表現し直していきたい。