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(小室佳代告発!) 噬盍(ぜいこう) の卦に変わる

 今週もアメリカのデフォルト危機やら岸田内閣、関東の地震などいろいろあったが、なんといっても小室佳代の刑事告発が一番インパクトが大きかった。

 

 詳細は告発したジャーナリスト篠原常一郎さんの動画や人気急上昇中の「アジアで生きよう」に譲りここでは省くが、一連の流れが今まさに連載中の易(えき)と合致している。

 

 安岡正篤著「易と人生哲学」154〜156頁には、64卦のうちの「蠱(こ)→臨(りん)→観(かん)→噬盍(ぜいこう)」の4つが並んでいる。

 

 まず蠱は木皿にたくさんの虫がわいているように腐敗を意味し、小室佳代やその息子小室圭が秋篠宮家や眞子内親王に近づいて多額のカネを得るどころか結婚までしようとしている。それを祝福せよと強制されても、多くの国民には木皿の高級料理にとうとう蛆がわいてしまったようにしか見えない。

 

 次に臨席や降臨で使う臨の卦。篠原常一郎さんが小室佳代の遺族年金や傷病手当金の不正受給は詐欺罪に当たると告発して「臨」んだ。

 

 今やネット上のコメントが多数削除されたりテレビが躍起になって祝福にもっていこうとするため、この告発ももみ消されないか心配だったが東京地検に無事受理された。今後は検察がどう対応するか・・。

 

 そこで観の卦となる。安岡正篤氏は俯瞰の観や観世音菩薩の観と説いているが、単純に観察の観でもいいと思う。つまり多くの国民がユーチューブを観て、告発の内容や経緯を知るようになった。

 

 本日の記事の最後は噬盍。噬(か)み盍(あ)わすという文字で、決して飲み込んではなく、十分に咀嚼する、物事を十分に考えて処理するという卦である。

 

 週刊誌やヤフーもこの告発を掲載し、更に多くの国民が知るところとなった。それだけでなく海外の新聞も大きく報道し始め、中国やインドは小室母子に厳しいスタンス、アメリカや香港の記事も徐々に変わっていき、「小室圭はプリンセスを連れ去るペテン師」とまで書いている。

 

 まさに誰もが咀嚼している段階といえる。その次が気になるところだが、おそらく易の流れ通りになると思う。

 

 安岡正篤氏がなぜ戦後日本の歴代総理大臣に適切な指南ができたのか興味があってこの本を買ったが、64卦全てを修めるのはかなり困難だった。しかし現実の例と照らし合わせて読むと確かに腑に落ちやすい。

 

“「A宮殿下、無理に無理を重ねて押し通そうとするからこうなるんです」by篠原常一郎”

 

 逆に戦前の日本だが、真珠湾攻撃こそ派手に報じたものの、その後のミッドウェー海戦やレイテ湾海戦での大敗北など都合の悪いことは一切報じず、大本営発表特高警察で国民を縛り付け、敗戦が見えてても無謀に戦争をやめないところは、現代の流れと似ている。

 

 婚約発表こそ派手に報じたものの、小室母子の元夫やその家族の不審死、多額の保険金など都合の悪いことは報じず、大本営発表のようにメディアの横並び祝福報道、特高警察のようなネット上のコメント削除、そして今、戦艦大和が沖縄に向かっている途中、戦闘機の大群による攻撃のような世論の激しい非難に遭っている。

 

 

 

 

 

 

 

(乾坤の卦) 沈黙にもいろいろある

 なぜ皇室は沈黙しているのか?

 

 それが分からず、記紀の「天の岩戸」伝説でアマテラスが沈黙したようなものかと前に書いたことがあったが、よく考えてみれば今上陛下だけでなく秋篠宮殿下も沈黙していて少し当てはまらない。小室圭と眞子内親王は春に28文書で発信したが世論の袋叩きに遭ってしまった。その意味では「沈黙はカネ」を守れば良かったと、今はずっと発信を控えている。

 

 ググっても沈黙について研究している学問は特に見当たらないが、ちょっと考えただけでもいろいろな沈黙がある。例えば…、

 

 ・子供の成長をヘタに口出しせず黙って見守る親の沈黙

 ・有能な部下たちに任せて泰然自若と構える上司の沈黙

 ・正論を吐く相手に何も反論できず沈黙する

 ・狂気の相手を刺激しないようあえて沈黙する

 ・悪いことをして叱られ、反省しているように見せる沈黙

 ・対話の中であえて沈黙することで相手に考える時間を与える

 ・苦手な分野だから喋るとボロが出ると思って沈黙する

 

 幾らでも出て来そうな感じだがこれぐらいにしておく。たぶん人によってまだまだあると思う。それだけ沈黙も十分に考察する対象になり得ると思う。アクションばかりでなく。

 

 そして易(えき)の話題に入るが、八卦の二極に「天」と「地」がある。最近の記事で「地天泰(たい)」と「天地否」について触れたが、泰然として有能な各将校に任せニコニコと沈黙する大山巌大将(日露戦争に勝利)のような人もいれば、泰然としているつもりでその実ビビって後方の本部を前に動かさない乃木大将(同じく日露戦争。主戦場は203高地。児玉参謀が本土から乗り込んで奇策で勝つまではずっと正面攻撃を繰り返して犠牲を増やした)は泰ではなく、否定や否決の否で、内に策めいたものはない。

 

 だから帝王学をきちんと修めた今上天皇陛下は五輪開会式でも背筋をピンと伸ばした地天泰だが、秋篠宮殿下は五輪閉会式の中継で背をかがめて手を振っていたようにカリスマ性に乏しい真逆の天地否であり、今の沈黙も泰と否のように違う。

 

 あと乾為天(けんいてん)と坤為地(こんいち)の卦がある。両者合わせて「乾坤」、乾坤一擲(けんこんいってき、のるかそるか)と使ったりする。

 

 この2つは安岡正篤著「易の人生哲学」でも詳細な説明はなくただ深淵だとしか書かれていない。上記の例の中で言えば、泰でも否でもない沈黙が該当すると思う。

 

   メインサイト「状態の秘法」合知篇のスライドで言えば、存在yと認識wが天と地に当たり、見ない、動かない、段階だから沈黙に該当する。

 

 このスライドを完成させた頃よく聴いていた洋楽がZZTOPの「STAGES」。少なからず影響を受けていたと思う。

Stages keep on changing,
Stages rearranging love.

 

恋の場面は移り変わる
場面で恋も甦ったりするんだ

 

 

 

(晴天) 無かったことにされた栄一 〜臨の卦

 明治初期に様々な事業が急に始まったが、それは欧米視察から帰国した大久保利通岩倉具視たちによってだと思っている人が多い。

 

 しかし、薩長の志士だけで出来るはずがなく、征韓論西郷隆盛とともに下野した司法担当の江藤新平はもちろん、今回のように異国帰りの旧幕臣たちが相当数、寄与したからこそ近代化に成功した。

 

 主人公だから格好良く見せている部分もあるが、渋沢栄一徳川慶喜直下だったからこそ、多くの旧幕臣たちが集まってその指示に従い、更に明確なビジョンと才能があったので郵便事業も紡績事業も進んでいった。

 

 まさに、易でいうところの「臨(りん)の卦」である。ご臨席、降臨、等に用いられ、前回記事でも紹介した安岡正篤は蠱(こ)の卦の次に配置した。つまり、木皿に多くの虫がわいたように腐敗した新政府の中に栄一が臨んできた訳である。

 

 現代も各所で腐敗が腐臭を放っているが、人事を断行すれば早く解決することが多い。続投する気満々だった菅前総理に挑み、二階斬りで名を挙げた岸田文雄新総理は、今度は竹中平蔵を追放するとの見方が高まっている。

 

 ふてぶてしい竹中がそう簡単には引き下がるとは思えないが、新自由主義に代わる「日本型の新しい資本主義」が単なる中道保守で何ら目新しいものがなければうまくいかない。

 

 明治時代は薩長によって成功したことになっているため、旧徳川の政府内での活躍は今では過小評価されている。特に渋沢栄一慶喜直参なのであまり目立つと都合が悪い。

 

 やがて、大蔵省をやめて外に飛び出し、民間の経済家として大活躍する。栄一にはその方が似合っている。

 

(否の卦) 疑惑に答えない小室圭&菅義偉

 菅前総理は短命に終わった。何故か?

 

 振り返ると昨年秋の就任当初、日本学術会議の推薦名簿から6名を外した理由を求められたにも関わらず、何も答えなかったから騒ぎが拡大したことがあった。

 

 それがケチの付き始めで、以後の菅総理はコロナでも五輪でも、会見のたびに「棒読み」「自分の言葉で話していない」と何か隠しているように思われ、イメージが悪化して支持率が急低下した。

 

 先日総裁選で岸田文雄氏が勝った後に登壇した時、生き生きとした表情で力強く自民党の一致団結を呼びかけた退任挨拶はネット上でも非常に評判が良く、「初めて自分の言葉で話した」「菅さんてこんな話し方できる人だったんだ」と好感度が急上昇したものだった。

 

 さて、今や日本だけでなく海外でも関心が高くなった眞子内親王の結婚問題だが、大手マスコミは小室母の400万円借金だけは取り上げても、小室圭本人の数々の疑惑は無かったことにしようとしている。

 

 例えば登録者数が急上昇中の「アジアで生きよう」のユーチューバーがフォーダム大学に直接なぜ卒業者名簿から小室の名前が消えたのか質問したところ、2019年だからと返信が来たが、結婚相手の秋篠宮家はそれを知っているのか?

 

 昨日は同ユーチューブで、昨年7月のアメリカでの弁護士試験も受験したのか怪しいと根拠をもって取り上げていた。


小室圭氏、ニューヨーク司法試験発表最新情報!全くの新情報です。是非ご覧ください! - YouTube

 

 2019年卒業は公式に返信がきたので事実であり、ではそこに何があったのか? フォーダム大学は個人情報だからと明かさないが、せめて結婚相手の秋篠宮家は追及するべきたが、何もしないし、あるいは初めから知っていたのか?

 

 そして2019年以降、小室圭はアメリカで何をしていたのか? 大学をきちんと卒業していないなら弁護士試験を受験する資格すらない。だからそもそも受けていなかったのに、受験して合格発表は12月と大手マスコミは口を揃える。ならば12月を待って将来の目処がついたところで結婚するべきである。

 

 しかし、秋篠宮家側は眞子内親王が30歳までの結婚にこだわっているからと10月末に行うと発表。疑惑の数々には一切答えない。だから国民はおかしいと猛反対するが、それを誹謗中傷や嫉妬と言い換えて内親王複雑性PTSDに罹ったとなり、国民が黙ること、結婚を祝福することが治療につながるとお付きの医師が述べた。

 

 国民が悪いのか!と逆に火に油を注ぐ始末。

 

 おそらく、宮家は小室圭がフォーダム大学の勉強についていけてなかったことを知っているから国民の疑惑に答えることができないのだろう。

 

 菅総理も学術会議の推薦名簿から6名をはずした理由が公正でないから答えたら負けとなり、6名を入れてしまうことになる。

 

 ただ国民にとっては何がそこにあったのか分かって、適切に対応しさえすれば良いだけなので、菅総理のイメージは逆に良くなったと思う。

 

 小室圭の疑惑への応答も同じで、たとえアメリカでブラブラしていただけと分かっても、真摯に答えたから皇室のイメージ悪化にはつながらない。黙っているから良くないのだ。

 

 易に「地天泰」という卦がある。内に活発な健康力や才能(天)を秘めていて、外は穏やかに控えめ(地)なことが安泰だという。

 

 逆が「天地否」。外は陽気で活発で弁が立つ(天)が、内には大したエネルギーを持ってないから行き詰まり(地)、見掛け倒し。否は否定や否決などをあらわす。

 

 竹田恒泰氏によれば、小室圭側の上芝弁護士が大手マスコミを回って母親の400万円の借金以外の問題に触れたら訴えると言っているから誰もが口を閉ざしているらしい。東国原英夫氏も「いろいろ引っかかることが多いから祝福しにくい」とまでしか言わず、和田アキ子も今は番組で深く扱わなくなってきた。

 

 橋下徹森永卓郎ひろゆき等は露骨に小室圭を称賛するが、世論がそれで変わることはなく、逆に本人の支持者を減らしている。

 

 戦後の“影の宰相”と呼ばれた偉大な思想家、安岡正篤によれば、泰→否→同人という順で卦を並べている(易の人生哲学)。前々回の記事の通り、天火同人は高い理想(天)のもとで火のように熱く有志が集まる様子を指す(同人誌の同人)。

 

 菅前総理の否が短期退陣を招いたように、小室圭疑惑への否も国民を同人にさせている。

 

 革の卦で岸田候補が二階外しを唱えて新総理になったようなことがここでも起こるか?

 

 

(蠱の卦) 小室・竹中・韓国はある虫に似ているから嫌われる

 前回、易の天火同人に触れたが、他にも好きな卦ではないが印象深い卦があるので今回も1つ紹介したい。

 

 山風蠱(さんぷうこ)である。

 

 山と風については割愛して三文字目の漢字は日本ではあまり見たことがない。ただ意味は見ての通り皿の上にたくさんの虫がわいている様子を指しており、腐っている、腐敗している等の卦である。

 

 その虫が何かも分かるだろう。皿の上の食べ物をそのままにしているとわいてくる蛆虫である。釣り餌ではサバ虫という名前で若い時まちがえて買ったことがあるが全然釣れなかった思い出がある。これもサバの頭とハエで簡単につくることが出来る。

 

 釣り人によっては好んで使うから売り物としてあるのかもしれないが、まだミミズの方がマシだし、ウジという名前ではますます誰も買わないからサバ虫に変えているのだろう。

 

 さて、皆が嫌っている蛆虫。蛆がわくから食べ物も食べられなくなる。そして、蛆のような人も現にいる。皇室にタカる小室母子である。まさに蠱のように。結婚が成立すると上の例と同じく腐敗がはっきりする。だから大勢の人が止めようとする。

 

 小室圭が嫌われる理由は決して嫉妬や羨望ではなく、理不尽だからであり、腐敗の象徴だからである。動画やツイッターを見てる人は分かると思うが。

 

 蠱には他にも、パソナ会長の竹中平蔵も五輪の中抜きで話題になった通り該当するし、何かとタカリのネタを探す韓国も蠱だから日本人に嫌われている。

 

 最後に、蠱は経済活動として正しいのかどうかだが、皿の上の美味しい食べ物は本来それに相応しい人のために用意されたものであり、小室や竹中や韓国に食される前提にはない。そこへ出しゃばって割って入って来ているので、いかに私欲に素直ではあれど嫌われるリスクの高い行動であり、防止する制度をつくるべきと思う。

 

(晴天) 天火同人の卦が見えた

 今回も面白かった。

 

 後日また改めて感想を書くかもしれないが、取り敢えず視聴してすぐ思ったのは、現代の何ら始まってもない「ビルド」と、明治初期の「ビルド」との違いである。

 

 例えば今日の自民党総裁選4候補に憲法改正について質問があった。河野太郎はいつも通り歯切れが悪く不勉強を誤魔化している。岸田氏は意欲があるだけで中身がない。叡智を結集はこれからのことか? 遅い! 高市の公共の福祉を公共の利益や秩序にというのも安倍系の蒸し返しで本人にビジョンはない。野田も当たり障りのないことだけで、70年前と今は違うから改正なんて当たり前だ。

 

 何度も言っているが例えばメインサイト(状態の秘法)もそうだが、新ビジョンは世にたくさん存在している。それを検討吟味して導入しないから、まだ竹中平蔵みたいなブレーンもどきが居座っているのだ。新大系を敷けば新自由主義は入る隙間がない。

 

 明治初期はヘタレな現代とは違う。江戸時代の大系をまとめて廃棄し、西洋をまるごと、つまり大系ごと導入する。だから徳川の関係者は要らない。栄一はいちおう幕臣だが、異国帰りの元商人なので、同じく異国帰りの元下級武士だった伊藤博文が共鳴した。そして口が達者な部分で大隈重信とも内心共鳴しあった。

 

 易の64卦に「天火同人」という好きな卦がある。上に天(理想)を抱いて、下にメラメラと燃える火がある。同人とは、同人誌の同人と同じで、理想実現のためにチームを組むことである。今回の大隈と伊藤、渋沢の3人を見て天火同人の卦を思い出した。

 

 しかし現代には無い。上に掲げる天がないから、下に燃える火もなく、従って同人もない。党派を組んでも権益ばかりの集団だ。

 

 栄一はフランスで学んだだけあって、しっかりとビジョンを上にもって、下へ浸透させるデカルトばりの演繹法を説いていた。

 

 次回以降、更に栄一は神々の中でも経済の神様、弁財天が乗り移ったかのようにフル回転していく。

本編スタート
本編スタート – 状態の秘法

 


緑黄色社会 『Mela!』Music Video / Ryokuoushoku Shakai – Mela! - YouTube

 

 

“エセマキャベリズム”では成果が出ない

 高い成果を出す所を見てその要因を考えることはとても重要である。

 

 例えばある人の話だが、それは現実主義(マキャベリズム)を徹底しているから高い成果を出したのではないか?と考え、自分もそうしようとする。

 

 しかし、その発言は情感のこもっていない冷たい失礼なものが多く、大勢の人の神経を逆撫でする。利益分配の格差が酷く、下の者には雀の涙程度しか与えない。賞罰も不公平で贔屓や賄賂、お世辞によってころころ変わる。

 

 衣食住(状態の秘法・鼎道篇)によって3例挙げたが、そんな職場が多いのではないだろうか? 現実主義を標榜したつもりが、ただの利己的とみなされて活気を失い、成果は出ず、退職や離職が増え、大失敗を招くことになる。

 

 他ならぬ菅義偉総理自身、言動が冷たいと批判され、コロナ手当の10万円支給すら行わず、適任でない加藤官房長官や丸川五輪相などを使い続けていた。

 

 菅総理の座右の書はマキャベリらしいが、どうも履き違えた解釈をしていると思われ、これをエセマキャベリズムと名付けたい。

 

 就任当初から「まずは自助、次に共助で、公助は最後」「学術会議の件は無視」「竹中平蔵がブレーン」「最後は生活保護がある」と、格差拡大の新自由主義的なことばかりだったが、結局ボロボロになって退任となった。もう通用しない古い考え方だったのである。

 

 ではどうするべきなのか? 東京五輪の柔道で日本勢が多くのメダルを獲得したのは、科学的手法に終始したからだという。昔の精神論一辺倒ではなく、相手選手がどこの襟を掴むか、何に弱いか徹底して分析して高い成果につながったという。これこそが真の現実主義である。

 

 つまり、菅総理も科学的客観的に振る舞い、コロナでは政治的思惑や利権を抜きに専門家の提言に基づき、日本学術会議問題も真摯に対応して知を尊ぶ姿勢を見せる。

 

 経済的には困窮を極めている経済全体にカネを回すためにも渋らず大盤振る舞いを行って盛り上げ、狡賢く中抜きしている竹中平蔵を外す。加藤や丸川、西村も交代させて、高市や岸田などを適材適所で使う。もちろん二階や森などの老害も外す。

 

 これらは誰もが普通に内心思っている良策ばかりなのだが、菅総理のエセマキャベリズムによってどれも実現しなかった。

 

 要するに、イデオロギーや大系の形で新自由主義を超えるものを迎えないとならず、個々の良策をつなぐ新大系を掲げることによって、真の現場的に解決する各良策が開花することになるのである。

 

 それがメインサイト「状態の秘法」開陳の動機の1つである。


状態の秘法 – 可変モデルを使って状態の真実に迫る!