7つの心機能の最初は反応心機能である。視覚や聴覚、運動、代謝、呼吸、消化、遺伝、免疫などの脳から神経、器官機能全般を指す。
反射もその1つで、いわゆる反射神経が良い、鈍いと表現したり、犬に芸を覚えさせるための餌付けも反応行為の1つである。
ところで、我(が)を通し続けて周囲との協調性がない人が時おり見られる。
やがてはしっぺ返しを食らって敗れるも決して反省せず、なおも我を通し続けて衰えることが多い。
本人は自分なりの哲学を持って深く考えた上での行動と思っているようだが、周囲はというと、ただ意地を張っているだけと見なす。
意地を張ってもメリットが無いことが見えているのに何故それを続けるのか。
この謎を鳩と豆のような反射でとらえると分かりやすい。
つまり彼は、ある協調性に欠ける行動をしてみたところ、たまたま誰からも注意されず、しかも得をした経験を持った。
それで味をしめて、なおも同じ行為を続けて定着していくと、
やがて周囲もフラストレーションが溜まっていき、ある日急に大きな反撃を食らう、ということなのだ。
そこで大事な点は、些細なミスでも放置しない、多少疲れはするが、調子に乗られてもっと疲れるよりはマシと指摘を怠らないことである。