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3つの経済システム(衣食住)

 羽生選手が使ったマスクや曲などのグッズがバカ売れだという。

 

 低迷する経済と言われるが、こんなことでもカネは回り経済は底上げされる。

 

 問題は、 資本主義vs社会主義という図式もそうだが、経済を単一のシステムで見ようとすることで、例えば市場経済に向かない分野もあるし、冒頭のように経済学者の想定外の起爆剤もある。

 

 自分が分かりやすい言葉は「衣食住」だ。

 

 衣はファッション、グルメ(食の衣)、インテリア(住の衣)などの分野で、羽生選手や藤井棋士のような存在で大きくカネが動く。ということは、大金持ちの王や会長のお墨付きや、貴族的交際などももっと認める。特に閑古鳥が鳴く地方にこそ「衣システム」を導入し依怙贔屓や不公平など地域の殿様的政策を一時的に強制投入する。学校にも活気が戻るだろう。

 

 食は耐久財や消耗財、土地財などに当たり、こちらは市場経済システムで量や品質を適切な位置に調整する。

 

 住は軍事、医療、交通などの分野で、国の中央政府の管理を必要とする。市場経済の方が合理化されるという意見もあるが、安心や安全、防犯や防災に関わる重要な判断を物欲が占める市場には任せられない。

 

 以上、ざっと見てきたが、経済学者は今後も自分達の見方を変える気はないし、依怙贔屓を公式に認めろという正論も暴論ととられるため、決して簡単ではない。