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(文春)イジメ主犯格を逆包囲

 小室哲哉の引退会見で文春が世間から袋叩きにあっている。

 

 「いい加減にしろよ」「何人の天才が葬られてるんだ」と。

 

 こんな展開は文春も誤算だったろう。そもそも成功者やセレブはモテるもので、割合的に醜聞はあるのが当たり前なくらいだ。好意が無くても嬌声をあげて擦り寄られる。敵意はなくとも恨まれたり妬まれる。そんな世界を資金源の鉱脈にしているのが文春である。

 

 雑誌にあげて話題を呼ぶと自然に包囲網ができる。包囲された側は、戦争もそうだが降伏し、謝罪会見を開く。

 

 ところが戦争の世界には、包囲されても容易に敗れない戦術家もおり、例えばナポレオンの内線戦法や伊達政宗の対蘆名戦は、ヨーロッパ各国や東北諸大名の包囲網を揺さぶって分裂させ、各個撃破し、最終的には主犯格(オーストリアや蘆名)を孤立させて大軍で逆包囲する。

 

 今回の小室哲哉の場合、故意ではないと思うがイジメ主犯格の文春が上記のような形で逆包囲されているように見える。つまり会見は降伏ではなく揺さぶりになった。

 

 学校や職場も見習いたい。