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(直虎2)東京裁判のA級戦犯と小野但馬が重なる

 ABCD包囲網により(アメリカ、ブリテン、カナダ、オランダ)追い込まれた昭和初期の日本。石油も止まり、松の木の油で代用してバスを動かす当時。

 

 小国井伊と同様、近藤のようなソ連や中国に狙われる日本の国土を守るため、敗戦直後の軍部はあえて、昭和天皇の意図とは裏腹に日本を乗っ取っていたと主張し、本来の天皇に日本を返しますと宣言した。アメリカは東京裁判を開催して彼らをA級戦犯として処刑、天皇の名誉が回復された。

 

 今回の「嫌われ政次の一生」、どうも東條英機ら忠実過ぎた軍部首脳に重ねて見えてならない。

 

 お陰で戦後日本は、昭和天皇を中心に高度成長期を迎え躍進、アジア・アフリカ各国は西欧の植民地から脱して独立、その真実を知っている一部の政治家は今も靖国神社に参拝、まるで小野但馬を祀っている浜松市民のように。

 

 小国を守るためにはそこまで犠牲が必要なのだ。

 

 小野但馬の死に様に涙腺崩壊した人々は、A級戦犯の彼らの死に様も改めて見直してもらいたい。