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規律が高い軍は強いが勝負を決めるのは非常識さである

 武田信玄織田信長の強さは軍の規律の高さがあってである。

 

 それは応仁の乱の規律の低さの逆をいき、源義経の源氏軍の規律の低さへの嘆きを参考にした。信長はその規律の高さで京都をきれいにした。

 

 現代でも規律の高い企業が成功する。大企業でも規律が低いと失敗する。

 

 しかし、規律が高いだけでは勝てない。勝負を決めるのは常に、相手が予想もしない奇天烈な常識外な奇襲や夜襲、作戦、技術である。それも規律を知ってこその非常識だが。

 

 弱いのは規律が低く、かつ常識の範囲内の戦いしかできない軍である。

 

 ところで、北朝鮮に脅威を感じるのは規律の高さと従来にない戦法なのかもしれない。我々も規律が低いままで、既存の知識のままではまずい。

 

 日米は規律の高い連携のとれた軍事訓練を行い、北朝鮮の上を行く新しい戦法を繰り出して圧倒した方がよい。