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文学は何の役に立つのか?  まさに現代!

 先日、文学は何の役に立つのか? という記事があった。この学部長が言うには、長い人生で岐路に立つ時に役に立つという・・・。

 


文学部って何の役に立つの? 阪大学部長の式辞が話題に 「本領を発揮するのは、人生の岐路に立ったとき」 (withnews) - Yahoo!ニュース

 

 波長の考え方で言うと、文学も一種の個性的な波長である。読書により人は視覚器官から固有の波長を体内に受信する。文学に感動した場合、その波長は体内で作用して即時的な行動の変更を行わせたり、あるいは目つき顔つきに作用して文学好きな感じに仕立てたりする。

 

 文学が盛んでない地域では、失礼だが野卑な目つき顔つきにさせる。日本や欧米はその点、文学向きな共通点があったと言える。

 

 ところで現代はまさに、日本という国が岐路に立たされており、上記学部長の理屈でいえば文学が役に立つ時かもしれないが、どうだろう? 総理の読書は偏っているし、政治家の多くも読書好きはあまり聞かない。漫画好きは麻生元総理だが、漫画は読みやすい分、波長が弱く、逆に文学は絵がなくて想像力を必要とする分、波長が強いと思う。

 

 いや日本全体が文学的に弱くなっている。大学の文学部も馬鹿にされ続けている。文学部という名称をやめて、理科系のような一定の波動とは違う意味での多種波動部とでも変更すれば、

 

 非常事態に役に立つ文学青年が育つかもしれない。