戦争を肯定して平和を否定する訳ではないが、戦争は全面的に悪くて平和が全面的に良いのか?
表題の通り、平和には悪い面もある。平和ボケという言葉があるように、平和な中に長くいると、本物の悪も悪と見抜けず、敵が接近しても警戒せず、隙を突かれると大きく狼狽する。他人の痛みや迷惑が分からず、まさにフシギちゃんになっていく。
世の中は善人ばかりではなく出来心による犯罪もあれば計画的な犯罪もある。大金や宝があって塀や鍵もなければ何も起こらない訳がない。自然だって美しい自然ばかりとは限らず、恐ろしい面を踏まえてこそ自然に正しく接することができる。
会社はフシギちゃんには給料をあげるべきではなく、学校もフシギちゃんを育成しては国が滅ぶ。漫画にはフシギちゃんが登場するが、読者は楽しむ一方で実際にいたら迷惑だと理解する。
これらから導き出せる結論はただ1つ。戦争と平和を見直すこと。平和ボケした国の滅び方と、頭脳や目つき顔つきの鋭い武将や参謀が活躍した戦争の史実をリスペクトすることである。もちろんハードランディング以外にもソフトランディングした話も参考になるが、常在戦場を心掛けてこその駆け引きだと思う。
現代はまさにそんな時代である。