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ある意味、闇から始まるウルトラマンジード

 別にウルトラシリーズを見ている訳ではないが、7月8日から始まる「ウルトラマンジード」は注目度が高いようで、もうすぐ終わるオーブの最終回がどうでも良いほどだ。

 

 シリーズ史上最大の悪役であるウルトラマンベリアルの息子がジード。そのため目が悪役っぽく、心は善良でも世間から誤解を受けるという設定である。

 

 そんな冒険的なストーリーで果たして視聴率はどうなるのか。ウルトラシリーズは時々失敗がある。ネクストは最大の失敗と言われる。おそらく考え過ぎたからだろう。

 

 そもそも最初のウルトラマンの場合、あの赤と銀のたった二色のコスチュームが当時の高度経済成長下の工業力が強い日本を象徴し、敵の怪獣はほとんど地底から出て来るように伝統や自然を象徴していた。

 

 次のセブンは自然から宇宙へと視点を移し、これも当時の時代背景と関わり成功した。

 

 やがて円谷プロは時代とのマッチングがうまくいかなくなり、レオでいったん終了した。アニメのザ・ウルトラマンも成功したとは言えない。

 

 最近のウルトラシリーズネクスト以外はいちおううまくいっている。ただジードは難しい設定だと思う。昨今は闇落ちするストーリーが多いと前回書いたが、この作品はある意味、闇から始まっている。

 

 ベリアルの元の姿がイケメンだったように、ジードも最後は悪人面が善人面に変わると思われる。

 

 また、闇に落ちたベリアルがスターウォーズアナキン・スカイウォーカー(ダースベイダー)なら、辺境の地球で成長したジードはルーク・スカイウォーカー に当たるのかもしれず、そこにインスピレーションを得たならウルトラ族の中心にもなり得る。