草分け中

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(前節の)あとがき

 昔話「桃太郎」の桃が妊婦だったのではという説は以前からある。現実的な考えだと思う。

 

 ではなぜ桃太郎が村を出なければならなかったのか? 現実的に考えてたった1人で出掛けることには違和感を感じた。鬼たちが村に悪さをするなら、村人と協力して迎え撃つ手もあり、鬼たちの来襲に備えて普段から備えておればよい。

 

 ところが彼はたった1人で鬼の本拠地、鬼ヶ島に向かったという。無謀にもほどがある。

 

 実は鬼の本拠地へ攻めていった話は他にもあり、それが金太郎である。実際、酒呑童子という鬼のリーダーが潜む大江山に、源頼光率いる武士団が攻めていった。この話と桃太郎たちの鬼ヶ島行きは重なる。

 

 で、鬼とは何者か?というと、これも腕力が強く長身で天然パーマで目がギョロリとしているならば、ロシア人のような白人とも思える。ただ当時はロシア人というくくりはなく、東アジアまで来るのは黒テンの毛皮を求めシベリア大陸を横断した江戸時代の頃だが。むしろギリシャ人は孫権がそうだったように東アジアまでとどいていた。その系統か。

 

 浦島太郎の渡海伝説も海外との貿易が背景にあり、竜宮城の乙姫とは貿易で財を築いた一族であろう。

 

 これらを考えて先の「三太郎異聞」を書いてみた。