「自分がルールをつくりたい」「そのルールを破った誰かを罰したい」という欲望も実在する。
子供たちで遊ぶ場合もよくそんなセリフがある。大人になると分別があれば言わなくなる。国内のルールをつくるのは国民に選ばれた議員、社内のルールをつくるのは社長、結果が悪ければ責任をとる。
しかし、敵国が野党を使って国内を悪化させるために、ルールを新設する場合もある。いま話題の「女性宮家」も伝統ある皇統の無価値化を狙ったものであり、気付く人は男系を養子に迎える案もあると述べている。
オバマ時代のTPPも医薬や農業分野で外来種のブラックバスのようなルールを設けようとした。
ルールは基本的に社会生活を良くするためのもので、民主主義や市場経済も国内に益をもたらすからこそ導入されていった。
現在は、国内にも社内にも家庭内にもルールが多く、また次から次へとルールをつくるので前のルールと衝突するものもあり、真面目に守る者すら優先順位の低いルールを破ってしまう。それを罰する側もどうかと思う。ルールをつくる側が愚かだと不幸な事態が生じることになる。
そういった不幸な事態を避けることを皆が分かっている所は非常に幸福だと思う。